「ひとりで外に出られない」規則が定着しない母。いつまで施設に通うのやら #母の認知症介護日記 220
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんが入居した施設は、提携している病院の訪問診察を受けられるので、これまでとは違って施設内で持病の糖尿病の薬の処方とインスリン注射をしてもらえるようになりました。あーちゃんは施設内のイベントにも自発的に参加しているようで、新生活はなかなか順調です。そんな中、ワフウフさんは、父に言われるがまま書いたかどうか判断できずにいた遺言書を、新しくあーちゃんに書き直してもらうことにしました。「絶対」と言い切れることがない状態になっている今、ワフウフさんはあーちゃんの財産を守るために、できることは早めにしておきたいと思っていました。
どうしても外に出たいようで…
認知症患者は一般的に変化に弱いとされているため、ワフウフさんはあーちゃんが引っ越した後に混乱してしまわないか心配でした。しかし、今のところ大きな混乱もなく、表情はとても穏やかになっています。気になっていた体臭や口臭もなくなったのですが、それはつまり、身のまわりのことができなくなっていた証拠でもあり、やはり認知症はかなり進行していたのだと、ワフウフさんは改めて気付かされました。
施設に入居する際、自由にひとりで外出できないというのがネックになっていたあーちゃん。
なんとか説得を続け……。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。
最終的には納得して引っ越ししてくれたはずでしたが……。
入居してから数日がたったころ、初めて知ったかのような発言をしました。
すべては認知症のせいだとわかっていても、気持ちは複雑……。
ホームのケアマネさんによると、あーちゃんは毎日決まった時間に自分の部屋から事務室にやってきて、お散歩に行く報告をしてくるのだそう。
ケアマネさんは穏やかに話してくれましたが、おそらく手を焼いているのだと思います……。
直々にお礼を言われてしまって、こちらも恐縮です。
ほかの入居者さんにも「外に出たい」と言っているようで、例の意地悪おばあさんも面倒くさそうにそう教えてくれました。
そして、あまりにも外に出たいという気持ちが強いからか、こんな発言までするように。
その発言について確認をすると、あーちゃんの妄想だったようで……。まだまだ通う回数は減らせそうにありません。
あーちゃんが施設に入居してから、私たち姉妹はほぼ毎日施設に通っています。最初は不安だろうし、落ち着くまではなるべく行ってあげたいと思っているのですが、やはりこれをずっと続けるのは難しいです。そろそろ通う回数を減らしていこうと思っていたところに、ちょっと問題が……。それは、あーちゃんがどうしても外に出たがること。
思えば、あーちゃんは「自由に外に出られないこと」を嫌がり、入居の話もなかなか進みませんでした。何度も時間をかけて説得して、やっと入居にこぎつけたのですが……。入居した翌々日、初めて知ったかのように「ここはひとりじゃ外に出してくれないのね!」と言うのです。ただ、今のところあーちゃんは自分以外の全員が同じようにひとりでは外に出られないと思い込んでいるので、そこは助かっています。
ホームのケアマネさんが言うには、あーちゃんは毎日決まった時間になると自分の部屋から事務室に来て「20~30分散歩してきます」と、当たり前のことのように申し出るらしく、ほかの入居者さんにも「外に行きたい」としつこく言っているそう……。周囲にご迷惑をおかけしている状態になっているため、施設に通う回数を減らせずにいます……。あぁ、もう疲れた……。
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外に出たい気持ちはわからなくもないですが、毎日ワフウフさん姉妹のどちらかが通うとなると、これまでよりも負担が大きくなってしまうので現実的ではないですよね。施設内ではいろいろなイベントもあるようなので、お散歩以外にも楽しい時間を見つけられるといいのですが……。
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