初めて上司に「お中元」を贈ったら…ドキドキウキウキのお宅訪問についていってみた
夏の贈り物文化はいったいどこに?
“お中元”あなたは贈る?贈らない?はじめてのお中元に同行しました。
“お中元”、贈っている?
取材した6月のこの日、大丸札幌店のお中元ギフトコーナーには、立派なメロンや北海道らしい野菜・アスパラ、おいしそうな海産物も並んでいました。
会社の上司や遠い親戚など、日ごろお世話になっている方に感謝の気持ちを伝える”お中元”。
大丸札幌店の販売促進担当・中尾泰輔さんによると、店頭には100種類くらい、ネット販売も含めると約3000種類を取り扱っているとのこと!
猛暑の影響もあって、そうめんやゼリーが人気なのだといいます。
そんな暑い夏に相手を気遣う文化、お中元。なんですが…。
アンケート調査でも、贈らない人が半数以上と、お中元離れが進んでいるんです。
贈らない人の意見は
50代女性
「昔は贈っていましたけど、会社の中でお中元の風習がなくなってきた」
30代女性
「家族間で贈り合うというイメージ。まだ私は独り身なので、ひとりどうしだと、贈っていいのかなという気持ち」
高校3年生
「お中元がそもそもわからないです」
贈る人の意見も!
80代女性
「お中元を卒業しようよという話も出ますけど、お互いに安否確認というか、元気という話が大事かなと思って続けています」
男性
「身内には贈りたいと思っている。孫たちが健やかに育っていってほしい。贈ると喜ぶんですよ」
初めての“お中元”贈りに密着
番組が声をかけたのは、インタビューを受けていただいた、札幌市のIT会社で働く平木沙織さん。
仕事終わりに協力してくれました。
お中元を選ぶのはもちろん初めて。
お中元を贈る相手は会社でお世話になっている上司の村上友紀さんです。
以前は、平木さんの勤めていた会社の取引先でしたが、今は同じ会社の上司と部下という関係で、お世話になっているんです。
「ご家族もいるので、ゼリーにしようと思っています」
「初めて買って、私もドキドキウキウキしているので、このまま上司に届けたいと思います」
はじめてのお中元、喜んでもらえるのでしょうか?
さっそく、村上さんのもとへと届けます。
「私、人生で初めてお中元を贈ることに決めまして、誰に贈ろうかなと考えたときに、村上さんに一番最初にあげたいなと思いまして」
村上さんはとってもうれしそう!
「取引先の時代から付き合いをしてきた彼女が部下となって贈り物をいただけるのは、上司冥利に尽きますね」
平木さんも喜ぶ村上さんをみて顔がほころびます。
「相手のことを思って選んだものが、受け取って喜んでもらえるってのは、『贈ってよかった』という気持ちになる」
お中元の相場としては3000円~5000円と、相手に気を遣わせない金額が一般的なようです。
LINEやメールだけでは伝えきれない感謝の気持ちを“お中元”として贈ってみてはどうでしょうか。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月18日)の情報に基づきます。