心身の不調に合わせた中国茶が飲める♪医師が展開する住吉の薬膳カフェ『Shin Shin』 神戸市
JR住吉駅からすぐ「KiLaLa(キララ)住吉」の1階に2024年12月オープン!医師が啓く(ひらく)薬膳カフェ『Shin Shin(シンシン)』(神戸市東灘区)で、身体の悩みに応じた中国茶を提供してもらいました。
東洋医学専門のクリニックで医師を務める宮路さんが開業。投薬や手術といった方法で治療する西洋医学と違い、漢方などを取り入れて身体の不調を内側から改善していく東洋医学。その知識を新しい形で発信すべく“自分の健康と向き合える場所”を生み出しました。
店内はカラフルな中国茶器やお花が飾られたリラックスして過ごせる空間。おひとりさまや年配の夫婦など、30代から90代まで客層は幅広く、男性のお客さんも多いそうです。
席に着くと看護師資格を持つ店長・おーじさんより「日頃気になる身体のお悩みはありますか?」と問いかけがありました。筆者は急な冬の訪れに耐えられず“身体の冷え”について相談。
中国古代で謳われている「五行説」に基づいて中国茶が用意されており、今回は腎臓を温める「黒茶 普洱茶(プーアールチャ)」に、生薬の「冷え性・血流改善」をカスタマイズしてもらいました。
「茶壺セット 工夫式」が到着し、まずは茶器を温めてもらいます。その後、茶壺(ちゃふう)にお湯を入れて1分ほど蒸らし、ゆっくりと茶杯(ちゃはい)に注いでいきます。都度お湯を継ぎ足してくれるので、時間が許す限り何煎でも繰り返し楽しむことができます。
1煎目は黒茶のみで味わいます。同店の普洱茶は5年ほど熟成されたもので、クセが少なくまろやかで飲みやすい。ほんのり甘い余韻も感じることができ、徐々に肩の力が抜けていきます。
3煎目あたりで「冷え性・血流改善」の効果が期待できる、ヨモギとショウガの生薬を加えていきます。生薬は宮路さんが独自にブレンド。そのほか「美肌UP」や「ガン予防」など13種そろい、1度に2種まで選択可能。
生薬を追加すると、ヨモギのやさしい香りとショウガのぴりっとした辛みが加わり全く別の味わいに。飲んだ瞬間から身体がぽかぽか温まるのが分かります。
セットには同店イチオシのスーパーフード「クコの実」などが付いて中国茶と相性抜群です♪
スイーツは「ぜんざい」や「パイナップルケーキ」など、現在は6種用意。
クコの実がアクセントになったほんのり甘い「ぜんざい」は、小豆の食感と丸餅のもっちり具合が合わさって冬にぴったり。そのほか11時以降は「季節のお粥」(1,500円)も注文することができます。
ここに訪れることで身体と向き合い、医療分野に長けたスタッフさんに話を聞いてもらうことで健康への意識が改めて高まりました。
宮路さんは「将来、カフェやトレーニングジムなどを取り入れた病院を立ち上げたい」と、10年スパンの目標を掲げ、そのスタートラインが同店でもあります。現代社会にふさわしい施設の誕生を筆者も心待ちにしたいです♪
場所
薬膳カフェ Shin Shin
(神戸市東灘区住吉宮町4-4-1 KiLaLa住吉1F)
営業時間
10:00~18:00
定休日
無