アメリカの象徴、“あのスタッズベルト”を身につける満足感。
物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「もうすぐレザーズデイ本番! まだまだ暑い日が続きますが、会場内はキンキンに冷やしておくので(笑)、自慢の革ジャンを是非ご持参ください!」と語る革ジャンの伝道師モヒカン小川がお届け!
DOWNTOWN GANG×ACE WESTERN BELTのスタッズベルト
最近、革好きのためのイベント「レザーズデイ」関連の仕事で、いろんなブランドの方とお会いしている。中には初めてのブランドもあったりして、そんな出会いがとても楽しい。ダウンタウンギャングも、そうした経緯で出会ったブランド。
錦糸町からタクシーに乗りショップにお邪魔したのだが、そこで出会ったのがこのベルト。店内を見渡して、一瞬で俺の目がこのベルトに止まったのよね。もしかして、俺の敬愛するアメリカのアニキのベルトじゃね?
聞いてみると、まさにビンゴ! ロック界のボス、ブルース・スプリングスティーンの名盤「BORN IN THE U.S.A.」のジャケで使われたベルトそのものではないか。
若かりし頃、擦り切れてそろそろB面が聴こえてくるんじゃないかっていうくらいこのアルバムを聴いたもん。色の薄いリーバイス、スタッズベルト、赤いキャップ……まさに俺にとってあのジャケは、アメリカの象徴だった。そのベルトに錦糸町で出会えるとは(笑)。どうやらダウンタウンギャングとエースウェスタンベルトのコラボアイテムらしい。
このベルトなら、どんな革ジャンにも似合わないわけがない。今回、ダウンタウンギャングはレザーズデイに出展するので、皆さんも会場でこのベルトに出会えるはず。革ジャン好き、ロック好きなら、このベルトはマジで買いだぜ。
レトロでロックな世界観をコンセプトに、日本の職人の手による高品質のプロダクツをリリースするダウンタウンギャング。こちらの[DG-111A]は、「BORN IN THE U.S.A.」のジャケットを飾ったベルトをリプロダクトしたモデル。製作はエースウェスタンベルトが担当。ベルトのテーパードラインの曲線や寸法、エンボスデザインに至るまで忠実に復刻した。バックルはジャケの物とは異なるが、1940〜1950年代当時のスペックを踏襲したデッドストックを使用している。5万9400円(ダウンタウンギャング)
見よ、この圧倒的な存在感を! 高い技術と知識を誇るエースウェスタンベルトが製作を担当しているだけに、その完成度には目を見張る。
バックルは、ジャケに使われた物と仕様は異なるが、デッドストックを採用し、雰囲気も抜群。エイジングも楽しめる。
細かなところまで精緻に作られており、ため息が出るほど美しい。是非レザーズデイの会場で、実際にその目で見ていただきたい。
(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)