石破総理の商品券問題。何円までが“お土産”の範囲内？
3月14日（金）、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」（文化放送・15時30分～17時）が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、石破総理が自民党衆院議員1期生15人に1人10万円分の商品券を配っていた問題について、ノンフィクション作家・常井健一氏に話を伺った。
長野智子「そもそもなんでこのようなことになっているんでしょうか？」
常井健一「まず、問題点を整理したいと思うんですけれども、政治資金規正法の21条の2というところの規定で『公職の候補者の政治活動に関して寄付をしてはならない』っていうふうに定めていまして」
長野「はい」
常井「これに対して、石破さんは『寄付にあたらないので法的に問題ない』っていうふうに言っているのですが、専門家に言わせると『1人10万円っていうのは社会通念上、お土産と言える額ではないので寄付にあたる』という指摘もありますし、それに加えて『党首と所属議員の会合が政治活動にあたらないのか？』っていう話なんですけれども、『これは政治活動に他ならない』っていう専門家の意見が強いです」
長野「“お土産”って、法的にはだいたい何円ぐらいのイメージなんだろう？」
常井「私が知っているのは、たとえば小泉進次郎さんだと、一緒に飲み食いしたりした議員へのお土産は、横須賀海軍カレーのポテトチップスとかスナック菓子ぐらいなんですよ。だから1000円しないぐらいですよね」
鈴木敏夫（文化放送解説委員）「(お土産として)それは良いですよね」
常井「そんな感じになっていますよね、いま政界でも」
長野「なるほどね。そうだとすると、やっぱりちょっと10万円の商品券はいくらなんでも……