栄警察署 コンビニ店員を表彰 声かけから詐欺被害防ぐ
栄警察署(塩田信之署長)は4月9日、特殊詐欺を未然に防いだとしてセブンイレブン横浜栄長沼町店の槇岡正子さんに感謝状を贈呈した。
槇岡さんが詐欺を防いだのは4月1日の午後1時30分ごろ。プリペイドカードを購入しようとする高齢の男性が「パソコンの修理代に5万円」と書かれているメモを持っていることに気づき、声をかけた。「パソコンの修理にプリペイドカードを使用することに違和感を持った」と槇岡さんは当時を振り返る。
その際、男性が他の店舗に行ってカードを購入してしまうことを防ぐために、「店の中でお茶でも飲みながら、お話聞かせていただけませんか」とバックヤードに誘導。「マイクロソフトから連絡があった」などと主張する男性の話を聞きながら、警察に通報した。塩田署長は「勇気ある行動に感謝したい。署としては交番勤務員が啓発のチラシを配布している。引き続き、特殊詐欺に関する情報の周知を図りたい」と語った。