『ザ・コンサルタント』に3部作構想、監督「今ストーリーを練っている」
ベン・アフレック主演のサスペンス・アクション映画『ザ・コンサルタント』(2016)から10年近くの時を経て、2025年4月25日に待望となる米国公開を控えている続編映画『ザ・コンサルタント2(原題:The Accountant 2)』。監督で復帰したギャヴィン・オコナーによると、本シリーズは3部作の計画であるという。第3作まで、再び10年も待つ必要はなさそうだ。
以前にも「3作作りたい」とオコナー監督は米テキサス州オースティンで開催されたイベントSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に登壇。『ザ・コンサルタント2』のシリーズ構想について尋ねられると、「常に3部作の計画でした」と明かしている。
「ポストプロダクションの時点、つまり第1作を編集し始めた頃から考えていました。ビル(・ドゥビューク、脚本家)のことは知らなくて、第1作で出会いました。(製作の)リネット・ハウエル・テイラーから脚本を受け取り、最初に貰った脚本を基にビルと一緒に作業を進めました。どんな映画監督でもそうするでしょう。脚本を受け取ったら、それに反応する。脚本が、個人的にどんな影響を及ぼすのか?そこからさらに深く入り込んでいって、自分の美学や感性になっていくのです。」
続けてオコナーは、『ザ・コンサルタント』のビジョンは、脚本家のビル・ドゥビュークとの進化するコラボレーションから自然に生まれたものだと強調している。「話し合いを始めてから、僕は“3作やるべきだ。じゃあ、その間をつなぐのは、どんな映画になる?”と言いました。それが第2作で、まさに今話したことです。そして3部作になるわけです」と付け加えた。
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さらに監督は、「現在、どんなストーリーにするかアイデアを練っているところです。だから、それを次にやります」ともコメント。ということは、比較的早く3作目の公開が期待できそうだ。
『ザ・コンサルタント』の主人公は、天才会計士で凄腕殺し屋のクリスチャン・ウルフ。前作ではウルフの謎めいた過去が明かされ、大企業の陰謀に巻き込まれた。続編では、元上司を殺された財務省職員のメディナが、事件解決のためクリスチャンに協力を求める展開に。クリスチャンは、弟ブラクストンの助けを借りながら真相に迫るが、次第に捜査を阻止しようとする敵に引き寄せられていくことに……。
続編では、ウルフ役で主演するアフレックのほか、ブラクストン役でジョン・バーンサル、メリーベス・メディナ役でシンシア・アダイ=ロビンソン、メディナの上司で財務省の金融犯罪取締ネットワーク局長のレイモンド・キング役でJ・K・シモンズが続投する。
映画『ザ・コンサルタント2(原題:The Accountant 2)』は、2025年4月25日に米国公開予定。日本公開予定は不明だ。
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