⑥ヘデントール、⑮ハヤテノフクスケには厳しいデータ。馬券内の92%は前走でGⅠかGⅡに出走【天皇賞・春】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去8年データ分析!
天皇賞・春(日曜・京都)
古馬最高峰のレース。芝外回り3200m戦、GⅠ。
21、22年は阪神での施行。データは京都で行われた過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔410〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔044〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
勝ち馬はすべて1、2番人気の馬。それでいて馬連3ケタがないのですから、相手はひと捻り必要かもしれません。
ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの大阪杯から〔110〕。勝ち馬と、4番人気13着馬。
有馬記念から〔100〕。4着馬。
GⅡの阪神大賞典組が最もよく〔445〕。掲示板11頭に、6、7着の馬。掲示板外しの2頭は、共に5番人気の馬でした。
GⅡ時代の産経大阪杯から〔100〕。2着馬。
AJCCから〔100〕。2着馬。
日経賞から〔011〕。3着馬と1着馬。
日経新春杯から〔010〕。勝ち馬。
京都記念から〔001〕。4着馬。
GⅢのダイヤモンドSから〔010〕。勝ち馬。
海外GⅢのレッドシーターフHから〔001〕。勝ち馬です。
馬券圏内の24頭すべて、前走は重賞を走っており、GⅠ、GⅡからが22頭を占めています。
また、前走で掲示板を外していたのは3頭。その3頭はGⅠ4番人気と、GⅡ5番人気が2頭です。
連対16頭すべてに、GⅠまたはGⅡでの勝ちがありました。
また、連対16頭すべてに、芝3000m以上のレースへの出走歴がありました。
さらに、連対16頭中、12頭に芝3000m以上のGⅠ3着以内があり、このことは8頭の勝ち馬すべてが満たしています。残る4頭にはGⅠまたはGⅡ勝ちに加え、前走重賞3着以内の勢いがありました。
牝馬は〔000〕。1953年のレダ以降勝ちがありません。ちなみに、阪神施行の21年にカレンブーケドールの3着というのがあります。
年齢別では、4歳〔313〕、5歳〔330〕、6歳〔231〕、7歳〔004〕、8歳〔010〕。
7、8歳で馬券に絡んだ5頭の人気は、6、6、8、10、13番人気。人気薄のベテランには注意が必要です。
最後に枠順ですが、15番より外は3着まで。極端な外枠は不安材料になりそうです。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』