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クラフトビアグラス(2024年7月27・28日開催)~ クラフトビールの祭典。夏の夜風の中で県内外のクラフトビールを飲み比べ

倉敷とことこ

クラフトビアグラス(2024年7月27・28日開催)~ クラフトビールの祭典。夏の夜風の中で県内外のクラフトビールを飲み比べ

夏はキンキンに冷えた飲み物が欲しくなる季節。お酒が好きな筆者の場合、夏の飲み物といえばビールが思いつきます。

猛暑日が続いた2024年7月、倉敷みらい公園でクラフトビールの祭典「クラフトビアグラス」というイベントが開催されました。県内外から9つの醸造所が集まり、個性豊かなクラフトビールが楽しめるイベントです。

夏にぴったりなビールイベントに惹かれ、友人を誘って足を運んでみました。

種類豊富なクラフトビールと、良質なおつまみを味わえたクラフトビアグラスの内容を紹介します。

「クラフトビアグラス」とは

画像提供:おかやまものづくり祭り実行委員会

「クラフトビアグラス」は2024年7月27日(土)・28日(日)に開催されたクラフトビールのイベントです。

個性豊かな醸造所が県内外から9つ出店し、夏の夜風にあたりながらこだわりのクラフトビールを楽しめます。
県外からは関西・近畿地方からの出店が多く、めったに飲めない県外のクラフトビールを飲み比べできるのも、ビール好きにはうれしいポイント

出店した醸造所はこちらです。

・吉備土手下麦酒(岡山)
・ KawazuBrewing(岡山)
・ 真備竹林麦酒(岡山)
・ マイルストーンブルーイング(兵庫)
・ 出石城山ビール(兵庫)
・ 放出醸造所 祝日麦酒(大阪)
・ 銭湯醸造 上方ビール(大阪)
・ グットウルフ麦酒(奈良)
・ ブルーウッドブリュワリー(和歌山)

食べ物の出店もバラエティ豊かで、和洋のおつまみからエスニック、スイーツ系まで幅広く並びます。「いろいろなおつまみをシェアしてビールを飲みたい」という人も、「がっつりごはんを食べたい!」という人も満足できそうなラインナップです。

出店した飲食店は下記の画像をチェックしてください。

画像提供:おかやまものづくり祭り実行委員会

27日(土)、28日(日)それぞれに、各日限定の出店もありました。

画像提供:おかやまものづくり祭り実行委員会

おもな会場となったのは、アリオ倉敷に隣接している倉敷みらい公園。アリオ倉敷や三井アウトレットパーク倉敷の買い物帰りに、ふらっと気軽に立ち寄れる場所でおこなわれました。

イベント終了まで多くの人でにぎわったクラフトビアグラス。当日のようすを紹介します。

イベント当日のようす

7月28日(日)、当日は猛暑日だったため、少しでも気温が落ち着きそうな夕方ごろに会場へ向かいました。

すでに多くの人が来場しており、ショッピング帰りらしきファミリーの姿もありました。ずらりと並ぶ出店に心が弾みながら、注文するものを選びます。

夕方ごろの会場のようす

おつまみをシェアしてクラフトビールをごくり

まずは乾いた喉をうるおすためにクラフトビールを探します。

通りがかりで気になったのは、大阪から出店している「放出醸造所 祝日麦酒」。読み方がわからずにいると、一緒に回っていた大阪出身の友人が「放出は『はなてん』って読むんだよ」と教えてくれました。

梅やレモングラスなど、珍しい材料を使ったクラフトビールに惹かれて、放出醸造所で最初の一杯を買ってみます。

放出醸造所

どれも味が気になったので、4種飲み比べのセットを買いました。提供されたクラフトビールは泡がきめ細かく、見ているだけでもおいしそうです。

4種飲み比べのクラフトビール

別の醸造所でビールを買った友人たちと合流し、我慢できず道の端っこで乾杯しました。

筆者が注文した放出醸造所のクラフトビールは、個性的な風味がありながらも飲みやすく、4種類すべて初めて飲む味わいです。特に気に入った「花天エール」は、八角・レモングラス・ローズレッドの3種類のハーブで作られており、華やかな香りが楽しめました。

友人たちとビールを交換して味見しあうのも楽しかったです。

続いておつまみを探してみます。良い香りに惹かれて足が止まったのは、「いほりカフェの窯焼きピザでした。

いほりカフェ

ピザを焼く窯は、見覚えのあるキャラクターの形をしており、おいしいピザを焼いてくれそうです。ピザならシェアもしやすいと思い、マルゲリータを1枚注文しました。

アンパンマン型のピザ窯

注文して数分後、焼きたてのマルゲリータを受け取り、熱いうちに急いでテーブル席に向かいます。

会場内は至るところにテーブルとイスが置いてあり、食べる場所に困ることはありませんでした。小さな子どもが水遊びできるようなスペースもあったので、子どもを連れたお父さん・お母さんも、子どもを見守りながら安心して食事ができそうです

広い飲食スペース

友人たちが買ってくれたおつまみもテーブルに並び、2回目の乾杯をしました。

まずは温かいうちにマルゲリータを食べてみました。薄くて軽いピザ生地は食べやすく、トマトの酸味ととろけるチーズにビールがすすみます。

シェアするおつまみたち

「韓国屋台NOWA」のヤンニョムチキン(甘辛いから揚げ)は、衣がサクサクして甘辛いタレがたまりません。味の濃いチキンは風味の強いクラフトビールの相性が抜群です。

「韓国屋台NOWA」のヤンニョムチキン

「FLAGO」の2種のハーブソーセージは焼きたてで提供されました。屋外で本格的なソーセージが食べられるのは、イベントならではでうれしく思います。肉汁までおいしいソーセージでした。

「FLAGO」のハーブソーセージ

おつまみはどれもボリュームがあり、シェアしてちょうど良い感じです。複数人で来て良かったと思いました。

夜風にあたりながらクラフトビールをおかわり

おいしいビールと料理で会話も弾み、気がついたら空が暗くなっていました。夜になり人が増え始めたのか、会場内はますますにぎわっています。

日が暮れた会場のようす

クラフトビールのおかわりは、出店リストを見て気になっていた「銭湯醸造 上方ビール」で買うことにしました。店の外観はどこかレトロで、銭湯の番台を思い出します

銭湯醸造 上方ビール

あひるのおもちゃに見守られながら、注文した「薪沸しブラウン」を受け取りました。燻製麦芽を使用したビールで、コクのある味わいで飲みごたえがあります。

銭湯のあひるが見つめるビール

銭湯醸造という名前のとおり、上方ビールは銭湯跡地をリノベーションした醸造所で作られるそうです。醸造所ができた背景を知ると、より個性を感じられて味わい深く感じます。

ビールに合わせるのは、友人が買ってくれた「尾道エビパンのエビパン。厚切りバケットの上に海老のすり身がのっています。パンをおつまみにする機会は普段少ないですが、濃厚な味と香ばしさでビールがすすみました。

尾道エビパン

友人と会話をしながら、ビールとおつまみを交互に楽しんでいると、あっという間にイベントが終了する時間が迫ってきました。

今回飲めなかったクラフトビールが心残りですが、倉敷のイベントでまた出会えることを祈ります。

午後9時ごろの会場のようす

おわりに

クラフトビアグラスは午後9時まで開催され、最後までにぎわいは絶えず、クラフトビールのイベントの人気度がうかがえました。

出店数が多いため、気になりながらも食べられなかったものが多々ありますが、いつか市内の他のイベントで再会できたらいいなと思います。

今回はビールのイベントでしたが、会場内は想像以上に子どもの姿が多かったです。買い物帰りに家族で楽しめるのは、商業施設で開催されるイベントならではの魅力だと思いました。

倉敷みらい公園およびアリオ倉敷の屋外イベント広場では、定期的に飲食イベントを開催しています。買い物ついでに気軽に立ち寄れる魅力があるので、ぜひイベント情報をチェックして足を運んでみてください。

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