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「キッチン排水口」の流れが悪くなったと感じる原因は?「いつもやってた…」「修理が必要になるかも」

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「キッチン排水口」の流れが悪くなったと感じる原因は?「いつもやってた…」「修理が必要になるかも」

キッチンで水を使ったとき、水は排水口からスムーズに流れていきますか? もし一時的にでも水がシンクに溜まってしまうなら要注意。本格的に詰まってしまう前に、まずは原因を特定することが大切です。今回は、ライオンケミカル株式会社の方に、「キッチン排水口の流れが悪いときの主な原因」について教えていただきます。

教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社さん

創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、殺虫剤、入浴剤、洗浄剤、消臭剤など、幅広い日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。「よりよいモノを、よりリーズナブルに」を合言葉に、NB・PB・OEM事業を拡大中で、和歌山県から全国、世界へと販売網を展開している老舗企業です。

キッチン排水口の流れが悪い原因とは?

キッチン排水口の流れが悪くなると、調理や片付けに支障をきたすだけでなく、悪臭やヌメリの原因にもなりかねません。主な原因として考えられる4つの原因について、詳しく解説していきます。

【1】ゴミ受けの汚れが溜まっている

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排水口には、食べかすや野菜くずなどが排水管に流れるのを防ぐためのゴミ受けがついています。このゴミ受けに溜まったゴミをこまめに捨てずに放置すると、水の通り道が狭くなり、ヌメリや悪臭の原因にもなります。ゴミ受けは一見きれいに見えるときでも、表面や隙間には汚れが残りやすいため、定期的な掃除が不可欠です。

【2】排水口内に油汚れが固まっている

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食用油や揚げ物後の油をシンクに流してしまうと、排水口内で冷えて固まるおそれがあります。温かいうちは液状だった油も、配管を通る間に温度が下がって内壁にこびりついてしまいます。
油の蓄積によって、詰まりがシンク下の配管の奥にまで及んでしまう可能性もあるため、普段から油の扱い方には注意が必要です。

【3】排水管に固形物が詰まっている

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排水管内に小さな固形物が詰まっている場合も、キッチン排水口の水の通りが悪くなります。例えば、魚の骨や野菜の切れ端、歯の詰め物などが原因で詰まりが起きることがあります。配管の途中にあるカーブ部分や結合部で固形物が引っかかると汚れが集まりやすくなり、排水口からの逆流や悪臭の発生につながるため、注意が必要です。

【4】排水トラップに詰まりが発生している

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排水トラップは排水管をS字やP字にすることで水を溜めて、下水の臭気を抑えたり、虫の侵入を防いだりする重要な装置です。しかしこの排水トラップに油汚れや食べかすが溜まると、トラップ内の水路が狭まり、水がスムーズが流れなくなる場合があります。

詰まらせないための「予防」と「早めの対処」が大切

キッチンでは毎日、大小様々な固形物や、油を含んだ液体を流しています。それらを受け止めるゴミ受けの目地が詰まると、水の流れが悪くなってしまいます。また、ゴミ受けをすり抜けた細かいゴミや油が排水管のなかで詰まってしまうと状況が悪化し、大がかりな修理が必要になることもあります。流れが悪くなったと感じたら、早めの対処が大切です。

次回の記事では、「排水口の流れが悪くなってしまったときの具体的な対処法」についてご紹介します。

鈴木杏/ライター

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