シンプルだからこそ素材の良さが際立つ♪小麦の風味にこだわりまくる門戸厄神のパン屋さん 西宮市
阪急「門戸厄神」駅(西宮市)から歩いて5分ほどの住宅街に昨年12月にオープンした『Bakery MARU(ベーカリー マル)』。
神戸の有名店で修業経験を持つ若き店主が、国産小麦にこだわり、噛めば噛むほど粉の風味を感じられる“毎日食べたいシンプルなパン”を提供するべく日々奮闘されています。
そんな“シンプルなパン”をベースに、まだまだ進化を続けていくお店の魅力とその想いを取材してきました。
こぢんまりとした店内には食パンやバゲット、カンパーニュなどのほか、約50種類ほどの惣菜パンやスイーツ系のパンがずらり。開店時間すぐの10時過ぎには、焼き立てのパンを目当てにお客さんが次から次へと入ってきます。
厨房の奥に目を向けると、さまざまな種類の小麦粉の袋が置かれていました。全国各地から選び抜いた7種類の粉をパンによって配合を変え、使用しているとのこと。
お店の看板商品「カンパーニュ」には、出雲阿麦、北海道産ライ麦、石臼引きの全粒粉を使用しているそう。
最初のインパクトより、食べ進めるほどに豊かな風味がじんわりと感じられ、また食べたくなるようなパンに仕上げているのだとか。
そんなカンパーニュを使った「タルティーヌ」は、こぼれ落ちそうなほどたっぷり乗っかった野菜とチーズやソース、ベーコンのうま味、そこへパンの風味が加わり、ひと口ごとに異なった味わいが広がります。
スイーツ系で目を引いたのは、お店のロゴでもある月の形をしたかわいい「MARUの月」。サックサクの生地の中には甘さ控えめのコーヒー味のアーモンドクリーム、くるみがアクセントになっています。
コーヒー味って珍しいので、どうして?と聞いてみると「最初から決めていた」そうで、何かピンとくるものがあったのかもしれませんね。間もなくコーヒーの提供が始まるそうなので、それに合せてまた食べたいと思いました。
オープン以来、大人気の「ポークウィンナーピザ」のリニューアルは朗報♪
粉を全粒粉に変え、生地はカリッとセミハードに。季節ごとに変わる野菜の上には少しバターを乗せることで塩味とコクをプラスしています。そして、どどーんと大きなポークウィンナーは変わらずまるごと1本!
お店の基本となるパンは、何もつけずに食べても、チーズやハム、料理のソースにも…と、何にでも合う万能パン。シンプルで飽きのこない味わいは、まさにご飯のよう。
「やりたいことはまだまだ頭の中にいっぱいある」そうで、月のように当たり前にありながら驚きも忘れない、そんなお店を目指しているそうですよ。
場所
Bakery MARU(ベーカリー マル)
(西宮市門戸荘17-68)
営業時間
10:00〜18:00(売り切れ次第終了)
定休日
水、木曜日
駐車場
無