「光熱費が高い人」がキッチンでやりがちな“3つのNG行為”「意識してなかった…」「なるほど!」
節約生活スペシャリストの三木ちなです。光熱費が上がる冬は、できるだけ節電や節ガスに励みたいもの。しかし、調理の仕方ひとつでガス代や電気代がかさむ場合も……。そこで今回は、光熱費が高い人が“キッチン”でやりがちな「NG行為」についてご紹介します。
NGその1.下茹でをしない
火が通りにくい根菜は、鍋から煮込むと加熱時間が長くなります。そのため、電子レンジで下茹でしてから煮込むと光熱費の節約に効果的です。
逆に、一から鍋で調理すると、調理時間がのびて光熱費がかさみます。
大根やにんじんなど火の通りが悪い根菜を調理するときは、電子レンジで下茹でを済ませてからコンロで調理しましょう。ガス・電気代の節約になるほか、短時間で火が通るので家事ラクにもつながりますよ。
NGその2.具材を大きめに切る
調理にかかる光熱費を節約するには、ガスコンロを使う時間をできるだけ短くすることを意識しましょう。
ぶつ切りのように大きくカットすると、芯までやわらかくするのに時間がかかります。具材を大きく切るよりは、小さく薄くカットする方が火の通りは早いです。
もちろん献立によって切り方は異なりますが、できる範囲で具材を大きくしすぎないようにすることが大切。ゴロゴロ大きめにカットして素材感を楽しみたいときは、圧力鍋を使いましょう。節電&時短しつつもやわらかく仕上がりますよ。
NGその3.ガスコンロの掃除をさぼる
ガスコンロの掃除をさぼると、バーナーに汚れが溜まり目詰まりを引き起こす原因になります。汚れたまま使い続ければ、ガスコンロ本来の火力を発揮できずムダにガスを使用して光熱費がかさむことも……。それだけでなく、ガスコンロが不具合を起こしたり故障したりする場合もあるんです。
節約・寿命どちらの面でも、ガスコンロの定期的なお手入れは欠かせません。
トッププレートの汚れはやわらかい布と台所用中性洗剤でこまめに拭き取り、バーナーキャップも使い古した歯ブラシを併用して汚れを取り除きましょう。五徳は台所用中性洗剤とぬるま湯につけ置きすると、汚れが落ちやすいです。
少しだけ光熱費の節約を意識してみよう
暖房を使う冬は、どうしても光熱費がかさみます。できるだけ家計の負担を減らすためにも、調理するときに節電・節ガスを意識してみましょう。
ガスコンロのお手入れをさぼりがちな方は、簡単でもいいので毎日掃除する習慣をつけてくださいね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア