ミュージカル『四月は君の嘘』英語版がロンドンの歴史ある劇場で初上演
コンサート版が2024年4月に大成功をおさめた『四月は君の嘘』がフルバージョン・ミュージカルとなって、イギリスのハロルド・ピンター劇場で6月28日(金)に開幕することがわかった。
『四月は君の嘘』は、2011年に講談社より出版されて以来、17カ国で750万部以上を売り上げ、2014年には22部作のTVアニメシリーズに、2016年には実写映画、2017年には舞台化。そして数々のグラミー賞、トニー賞、エミー賞にノミネートされたブロードウェイの作曲家で『デスノート・ザ・ミュージカル』『ジキル&ハイド』のフランク・ワイルドホーンが音楽を手掛けたミュージカルが東宝・フジテレビジョン製作により2022年に東京・日生劇場で上演され、大反響を呼んだ。本作はその英語版初演となる。
日本のオリジナルミュージカルを東宝が直接ライセンスしてウエストエンドで上演されるのは、初めての快挙。5月下旬には、主要キャストの有馬公生役(Zheng Xi Yong)、宮園かをり役(Mia Kobayashi)、澤部椿役(Rachel Clare Chan)、渡亮太役(Dean John-Wilson)を発表。6月28日にプレビューが始まるが、その同日の6月28日には韓国ソウルでも、芸術の殿堂 CJ トウォル劇場にて開幕予定となっている。
英国、韓国と文化の異なる国々でも愛される名作ミュージカル『四月は君の嘘』。2025年夏、オールキャストオーディションによる日本での再演も決定しており、こちらも期待しよう。
なお、折しもロンドン・コロシアムでは8月24日まで橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子のクワトロ主演による舞台『千と千尋の神隠し』も上演されている。