パラ・パワーリフティング 地元ゆかりの選手が日本新 八王子で選手権大会
足などに障害がある選手がベンチプレスで持ち上げたバーベルの重さを競う「全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会」が、3月1日・2日、片倉町にある日本工学院八王子専門学校で開催された。大会では八王子出身の樋口健太郎選手(男子72kg級)、在住の田中秩加香選手(女子79kg級)が日本新記録を出した。
今年10月にある世界選手権への派遣選考対象大会でもある同大会には国内トップクラスの選手と4カ国からの招待選手が出場。観客席からの「挙がるよ」「行け」などの声援を受けて、自らの限界に挑んだ。188kgを挙げた樋口選手は「ベストを狙った結果、日本新となった。世界選手権ではさらに上を目指す」、日本人女性初の100kgに成功した田中選手は「世界選手権ではさらに自己新記録を更新したい」と語った。
学生が協力
運営には同校が全面協力。メインビジュアルやプロモーションビデオ、テーマ曲などを学生が提供し、選手の競技補助も行うなど、それぞれの専攻分野で大会を支えた。