鶴間山観音寺 太子堂で節目の法要 講員ら決意新たに
市内下鶴間の「鶴間山観音寺」(田近道啓住職)にあり、今年で建立30年の節目を迎える太子堂で21日、法要が営まれた。
1月21日は聖徳太子の命日とされる。建築で使用する差し金を中国から持ち帰ったことから、「大工の神様」とも言われる聖徳太子を崇敬する職業講「相模太子講」(篠原將晃講元)が中心となって法要が行われた。およそ30人の講員のほか、地元住民や古谷田力市長も駆けつけた。
太子堂は相模太子講が今から30年前に建て、中には聖徳太子立像が安置されている。法要の時だけ太子堂の扉は開かれ、この日は聖徳太子立像がお目見え。参列した講員や関係者らは焼香をあげ、手を合わせた。
法要を終えて篠原講元は「これからも法要を守り、講員たちの結束を大切に、職人の技術を後世に伝えていきたい」と決意を語った。
法要の後には親睦会も行われ、講員らが温かい交流を図った。