多摩美公園の桜倒れる 開花中に 風雨が原因か
多摩美公園(麻生区多摩美)内に植えられていた桜の木が、花を咲かせた状態で倒れた。麻生区道路公園センターの担当者は、「原因はわかりかねるが、老朽化などではなく、連日続いていた風雨の影響なのでは」と話す。
倒木が判明したのは、4月1日の朝。近隣住民から「桜の木が倒れている」と同センターに電話があり、職員が現地に向かうと、高さ約15mの桜の木がジャングルジムにもたれかかるようにして倒れていた。同日に規制線を張るなどの対応を行い、8、9日の2日間にかけて撤去された。
取材した4月5日には、倒木に驚きながらも写真に収める人の姿も。公園を訪れた女性は「昨日通りかかったときに見つけ、また見に来た。根の中も見えかなりショッキング」と話した。
樹齢は不明。現段階では、原因究明に向けての調査や新たに植樹を行う予定はないという。