Stars Smiley チアダンスで世界一 山中市長に優勝報告
たまプラーザに拠点を置くチアダンスチーム「たまプラーザStarsSmiley」(村田綾子代表講師)から選抜メンバー9人で構成された「BLAZERSmini」が、5月に米国フロリダ州で開かれたクラブチーム世界一を競う大会「TheDanceSummit」のポン部門で初優勝を成し遂げ、7月19日に山中竹春市長へ優勝報告に訪れた。
4歳から中学生まで約70人が所属している「たまプラーザStarsSmiley」。所属している小学校低学年の選抜メンバーで構成される「BLAZERSmini」は、小学1から4年生で5から24人で構成するポン部門に出場した。昨年度に出場した国内大会では全てで上位入賞を果たすなど、着実に力をつけてきたチームだ。
世界大会出場を決めた際にはキャプテンの古矢双葉さん(11)は「個性豊かなチーム。仲良しチームではなく、時には喧嘩もしながらライバルの気持ちを持って練習に励んできました。夢のようではあるけど気持ちを切り替えて頑張りたい」と意気込んでいた。
フロリダの憧れの舞台に立った9人は「人形」をテーマに2分間の演技を披露。アクロバットを得意とし、高さのあるジャンプやトリプルターンを次々に決めるなど丁寧に着実に技を成功させた。始まる前は異国の地でアウェーな雰囲気もあったという会場は、片足を広げながら回るフェッテターンなど難度の高い技が決まるたびに大歓声に包まれていったという。一糸乱れぬチアダンスを披露し、出場した13のクラブチームの頂点に輝いた。
リハーサルでは息が合わず不安もあったという。しかし、古矢キャプテンは「声を合わせて頑張れた。9人でできる最後の大会で満足の演技ができた」と笑顔で振り返り、結果発表では「皆で号泣しました」と喜びを分かち合ったという。
代表講師を務める村田さん(45)は「喧嘩しながらも凄く頑張ってきた姿を見てきたので、世界一の結果に感無量です。技が決まるごとに観客の熱量も上がり、予選で手応えを感じていました」と喜んだ。優勝報告を受け、山中市長は「経験の一つひとつが成長につながる。その結果が優勝という最高の結果になった」と称えた。