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「弘明寺」が舞台の小説 月1マルシェで販売

タウンニュース

印刷から製本まで1冊ずつ手作り

毎月第4日曜に弘明寺商店街内で行われるマルシェ「橋の上の、弘明寺市場」の中で、弘明寺を舞台にした小説『今日という日は、私だけの一日』が販売されている。

人生に疲れたアラサー女性・桜が弘明寺に住む恋人の家に転がり込み、街で時を刻んでいくという物語。大岡川の桜やまちの人々など商店街に実在する店舗も登場し、下町情緒たっぷりに描かれている。

同作を自己出版した橋場まんほーるさん(28)も、1年前から商店街内のシェアハウスで暮らす住民の一人。「活気ある商店街。歩いていると街の人が声をかけてくれて、自然と会話が始まる。令和の時代にこんなドラマで見ていたような世界があるんだと驚いた」。弘明寺のまちに魅了され「住んだ証を残したい」と執筆したのが今回の作品だ。「皆さん小説に出ることを快諾してくれた」と感謝しきり。物語の中で繰り広げられるまちの人々との温かい会話のやりとりが現実とリンクする。

橋場さんの執筆活動は、文字が書けるようになった年長頃から。小学校高学年では書いた物語を友達に見せていたという。高校時代に一度小説家の夢を諦めたが、大学で生徒同士が論文を添削しあうゼミに入ったことがきっかけで「書くことが好き」という思いが再燃。現在はインタビュー記事やイベントレポートを書いて生活する傍ら、小説や舞台脚本を執筆し創作活動を行う。ペンネームの「まんほーる」は「マンホールの溝に落ちたから」。左足の靭帯を損傷し「医師に一生治らないといわれ、書くことも一生やめないという決意と共に付けました」

同作を通じて「地元の方に興味を持っていただいたり、弘明寺を知らない方にも『住みたくなった』といってもらえるのが嬉しい」と橋場さん。

A6判72頁で1千円。次回マルシェは3月30日(日)13時〜17時。小説に登場するチャイラテが「PEACHCOFFEE」で当日限定販売される。

マルシェでは小説に登場するお店の紹介マップを配布

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