【横浜市港南区】オール大久保少年野球部 バース杯で初優勝 港南、栄、磯子の頂点に
港南区、栄区、磯子区の少年野球チームが参加する「2025第34回バーズ旗争奪少年野球大会(バーズ杯)」で港南区を拠点に活動するオール大久保少年野球部がこのほど、優勝した。同チームがバーズ杯で優勝するのは初めて。笠原由登監督は「めちゃめちゃ嬉しい」と笑顔を見せた。
バーズ杯は1990年に第1回大会が行われた。主催は港南台バーズ((株)相鉄ビルマネジメント)少年野球大会事務局。第1回から3回大会までは港南区の少年野球チームのみだったが、4回大会から港南区、栄区、磯子区の3区に拡大し、トーナメント戦で優勝を競う枠組みに。今回は39チームが参加。試合は6回が最終回。
主将の1打で逆転
9月下旬から行われたトーナメントの1回戦は、森ファイターズ(磯子区)。初回に打線が爆発し、11点を獲得し、12―1のコールド勝ちで次戦へ。2回戦の西本郷ペガサス(栄区)、3回戦のさつき台シャークス・ハンターズ(港南区)と順当に勝ち上がり準々決勝に進んだ。
対戦相手は港南区の強豪チーム「港南台ファイターズ」。笠原監督は「この試合がキーポイントだった」と語るように、先攻のオール大久保が初回に1点をあげると、後攻の港南台ファイターズも直ぐに1点を返した。3回の裏に2点を追加され、最終回を迎える前に1点を離されている苦しい展開。最終回にチャンスが巡り、2アウトランナー2塁、3塁の一打逆転の場面で3番の山岸亮太主将(桜岡小・6年)が打席に立った。打った瞬間に「越えてくれ」と思ったと山岸主将。センターオーバーのタイムリーで2点を追加し、5―4と逆転した。
最終回は小林陽人副主将(相武山小・6年)がしっかり相手打線を抑え1点差ゲームをものにした。準決勝は梅林杉田(磯子区)と対戦し、5―2のスコアで決勝へ。10月19日、港南台南公園少年野球場で開催された最終戦の相手は港南西洗ヤングスターズ(港南区)。3回に逆転すると、5回にも追加点をあげ6―2で勝利した。
初優勝に山岸主将は「優勝旗を手に持って嬉しかった」と笑った。