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【インタビュー】「アーティスト目線で語られるK-POPの見方が新鮮!」大沢あかねが語るK-POP愛

ウレぴあ総研

大沢あかね ⓒ CJ ENM Japan

K-POPファン歴20年の大沢あかねが店長を務める秘密のレコードバー『ムムルレコード』。

全画像【大沢あかねMC】『ムムルレコード』番組写真

(「ムムル」とは、韓国語で「何でも聞いてください(무엇이든 물어보세요)」の略語)

そこでは夜な夜な常連客たちがK-POPトークを繰り広げているという……。

そんなディープなK-POPトークが楽しめるバラエティー『ムムルレコード』が、現在Mnetにて好評放送中。

今回は、番組の楽しみ方はもちろん、大沢あかねさん自身のK-POP遍歴まで根掘り葉掘り聞いてみました!

大好きなK-POPを仕事にできる機会が来てうれしかった

――『ムムルレコード』のお話をもらった時の感想は?

K-POPが大好きなので、やっと好きなこと仕事にできるということで、「やった!」という感じですね。

私は20年近くK-POPが好きなんですけど、自分がゲストを迎えて好きなK-POPの話ができる番組というのは初めてだったので、うれしかったです。

――番組ではレコードバーの店長に扮してMCを務めていますが、役割として意識されていることはありますか?

ゲストを招いてみんなで和気あいあいとお話をする中でも、私は話を聞く側なので、それがすごく楽しいです。

いつもはなかなか関わることのない若い世代の方がゲストに来てくださることも多くて、そういう見方もあるんだという新たな発見が多いですね。

トレカは飾る用と保管用と自分が持っていく用がいる、みたいなお話を伺って「トレカってそういう集めするんだ」ってびっくりしたり(笑)。

そういう話を若い世代の方たちと共有できるのがまた楽しいですし、新鮮でもあるので、みなさんの話を聞きながら一緒に楽しもう、ということは意識してますね。

――実際に収録してみてどうでしたか? またおすすめの回はありますか?

どの回もK-POP好きにはたまらないお話が詰まってると思いますが、中でも印象に残っているのは第1回のダンスの回ですね。

ゲストの超特急のカイ(小笠原海)さんはBTSのVさんがお好きなのですが、Vさんは中学生の時からサックスを習っていてジャズがお好きで、ダンスのリズムの取り方にもジャズが反映されているっていうふうにお話ししてくれました。

私は今までそういう見方をしたかったことがなかったので、K-POPが好きな人ももちろん、これから新しく入門される方も、そういった目線で見るとより深く楽しめる回になったんじゃないかなと思います。

あと、お笑い芸人のかみちぃさんがSEVENTEENのダンスをSNSにアップしたら、その後ご本人たちに会ってダンスを披露したと伺って、「ダンスやっててよかったね」って語り合いました。

番組でもご本人たちと会った時のお話をしてくださいました。

――他に印象に残ってるお話や、新たに得たものはありますか?

K-POPにも楽曲提供されている岡嶋かな多さんが番組にお越しくださった回が印象に残ってますね。

いろんな楽曲を提供されている岡嶋さんが一番感動したボーカルのお話をされていて、あらためてもう一回聞いてみようと思いましたし、アーティストのそういうところを注意深く聞いてみようと思えるような回でした。

好きなアーティストはたくさんいるけれど、永遠の推しはBTOB

――あらためて大沢あかねさんがK-POPにハマったきっかけは? 今注目しているアーティストも教えてください。

私がはじめハマったのは20年ぐらい前、それこそ冬ソナブームの時に母が韓国に行きたいと言い出して、二人で韓国に行ったんですね。

食堂でごはんを食べていた時、イ・ヒョリさんという当時韓国のジェニファー・ロペスとか安室奈美恵と言われていた方の『10 MINUTES』のミュージックビデオが流れてきて、衝撃を受けたのがきっかけです。

女性でこんなにかっこよくて、「何も怖くありません!」みたいな人がいるんだなって思ったんですよね。

それですぐにレコードショップに行って、イ・ヒョリさんのCDを買って、お小遣いが全部なくなりました(笑)。

イ・ヒョリさんからハマって、ピ(Rain)さんにもハマって……。

最近ハマっているのは、KISS OF LIFEという4人組ですね。

私は女の子グループが好きなんですけど、スタイルがよくて、ダンスも上手で、 めちゃくちゃかっこよくて好きです。


――番組ではBTOBのお話をされていましたよね。

やっぱりBTOBは永遠の推しですね。中でもソンジェさんが1番の推しです。言うなればソンジェ寄り箱推しですね(笑)。

みんな歌がうまくてバラエティー力が高い上に、ソンジェさんは演技もすごいし、オールマイティなエンターテイナーという感じ。

日本も好きで、日本の曲もよくカバーしてくれて、そこがまたうれしいんですよね。

最近だとKISS OF LIFEもそうですけど、日本人メンバーが1人いるWOOAHも好きです。

――ガールズグループを見ていて、まねしたいと思うことはありますか?

この年になってまねしたいと言うのはちょっと恥ずかしいんですけど、友達とK-POPダンスをやっているんですよ。

ママ友や同い年ぐらいの友人と一緒に。友達がピラティスの先生とかヨガの先生をやっていて、みんなで遊ぶとなると毎回ダンスしようってなるんですよ。

みんな体を動かすのが好きでK-POPが好きなので、一緒にBLACKPINKやLE SSERAFIMの曲を踊ってます。

番組でもエンディングにみんなで踊るコーナーがあるんですけど、さすがにカメラの前で踊るのは恥ずかしいので、マラカス担当をしています。

ゲストの方にはしっかり踊っていただいてます!

――イ・ヒョリさんに始まり最近のガールズグループまで、K-POPファン歴20年間の中でどのような変遷を辿ったんでしょうか?

いろいろいらっしゃいますが、実はBIGBANGさんは、日本デビューする前にお会いしたことがあるんですよ。

私がラジオ番組をやっていた時、「BIGBANGっていう韓国のかっこいいグループがいるから聞いてください」とスタッフに勧めていたんです。

そうしたらサプライズで、私の誕生日の収録日に「『ますだおかだ』の二人がゲストで来ます」って言われたんです。

「なんで私の誕生日にあの二人が?」ってちょっと疑問に思いながらスタジオに入ったら、BIGBANGさんがいたんですよ!

まだ日本デビュー前だったんですけど番組に来てくださって。

皆さんの人柄のよさとかでさらに好きになりました。

そこからSHINee、SEVENTEEN、BLACKPINK…いろいろ見るようになりましたね。

BIGBANGさんと会えたのは私の人生の中で3本の指に入るくらいの自慢話です(笑)。

五感で「全部きれい」を味わえるのがK-POPの魅力

――これからK-POPを好きになりたい方に向けて、K-POPの魅力を教えてください。

やっぱり皆さん、きれいなんですよね。五感で「全部きれい」を味わえるのはK-POPの魅力だと思います。

目で見てもきれいだし、耳も癒やされるし。そんなふうに美しく、そして頑張っているアイドルたちの素顔が見られるのもK-POPのよさですね。

裏側を見せてくれるのってK-POPが始まりだと思うんですよ。彼らが私服で練習している風景を動画で公開していたり、番組でも話しているんですけどレコーディング風景を見せてくれたり。

みんなで共同生活をしている 宿舎を見せてくれたりもします。そういう動画を見ていると、アイドルもこんなに苦労して頑張っているんだなあと思えて、親近感が湧きますよね。

なので、これから好きになられる方も、歌やダンスといった彼らの実力はもちろんのこと、そういう人間味のある部分も好きになってもらえるのかなと、オタクとしては思います。

――メンバーのわちゃわちゃも垣間見られたりしますよね。

そうなんですよ。みんな音楽が大好きで、移動車の中でもライブしていたりするんですよ。

他のアイドルの曲をみんなでアカペラで歌ってくれたり。そういうことの始まりはK-POPからなのかなと思いますね。


――パフォーマンス的に、もしくは人柄も含めて、一番K-POPに魅力を感じるのはどんなところですか?

ダンスの統一性ですね。例えばENHYPENの『FEVER』という曲の練習動画は一糸乱れぬ動きが素晴らしくて、床を蹴る足音までもが揃っているんです。

そういうのを見ると、どれだけの時間を練習に費やして、どれだけ動きを合わせるために必死になって苦労しているのかというのがダンスから見えるんですね。

番組でも話しましたが、歌い方一つにしてものどを潰すような歌い方をして、あえてエッジを効かせてセクシーに歌っていたり、ボーカルにもすごくこだわっているんですよね。

そして皆さん、スキルがどんどん高くなってきているんですよ。

前だったらラッパーはラップだけ、ボーカルチームはボーカルだけやるというグループが多かったのが、今は全部できなきゃいけない。

それこそ自分たちの曲を自分たちで作ろうとか、自分たちで振り付けしようとか、セルフプロデュースが流行っているじゃないですか。

だから親心といいますか、「ちゃんと寝てるのかな」って心配になっちゃいます。

――親目線で心配になってしまうんですね。

この年になると、もはや母親目線ですよね(笑)。「昨日このイベントに出てたけど、今日もう日本に来るの!?」みたいな。

ファッションとかメイク、すべてがファンの注目の的というか。だけど露出の多いワンピースを着て空港にいるのを見たら、「飛行機の中は寒いのに!」って心配になっちゃいますし。

もはや「どこ見てるの?」って感じですよね(笑)。でも、それも愛ゆえなんです。

家事の合間や仕事の移動中もK-POP一色!もはや生活の一部

――大沢さんもお忙しいと思いますが、そんな中でK-POPオタクの活動時間はどうやって作られているんですか?

子どもが学校に行っている間とか、家事をする時は必ずK-POPを流していますし、仕事に行く移動車の中でもK-POPを聞いているので、本当にもう生活の一部ですね。

――最近は韓国に行かれましたか?

最近は行けてないんですよ。でも今ってSNSでいろんな情報が流れてくるじゃないですか。だから行った気分になっちゃっていますけど、行きたいですね。

音楽番組を見に行きたいです。絶対楽しいと思います。

――韓国にはK-POPを楽しみに行くっていうほうが多いですか?

食べ物もショッピングも好きなんですけど、アイドルのグッズを買いに行ったり、 アイドルのポスターの写真を撮りに行ったりしますね。

韓国でも一人で食事に行くことはありますよ。例えばロケ終わりに一人でごはんを食べに行ったり。

実は私、一人で行動するのが好きなタイプなので、ソロで推し活をよくしてます。

――今、一番ライブを見たいアーティストは?

いっぱいいるんですけど、aespaですかね。あとはやっぱり2NE1! まさに私たちの世代じゃないですか。復活されたので楽しみです。

aespaは番組にゲストで来てくださったSUPER★DRAGONの田中さんがグッズをたくさん持ってきてくれて、いつの間にかタオルを二枚も肩に掛けてましたね(笑)。

――今まで見られたイベントやコンサートの中で1番印象に残ってるものは?

やっぱりセブチ(SEVENTEEN)ですね。ダンス力と盛り上げ力が圧倒的にすごい!

公演を毎回4時間ぐらいするんですよ。 最後の『VERY NICE』では、何回歌うんだよって驚くくらい歌って盛り上げてくれて、すごくサービス精神旺盛だなと思いました。

あの13人があいさつするだけでもすごく時間かかるのに、一人一人丁寧にちゃんとあいさつしてくれて、本当にファンのことを大事に思ってくれているんだなっていうのが感じられてうれしいですよね。

今年の日産スタジアムの公演も見に行きました! 花火も上がって、すてきな公演でした。

アーティスト目線でK-POPの魅力を語るのを楽しんで欲しい

――K-POP以外で韓国のエンタメに魅力を感じるのはどんなところですか?

韓国の人たちの実力が素晴らしいなと思います。演技一つにしても、ぐっと引き込まれるものがあるというか。

それに、皆さん目の保養になりますよね。みんなきれいだし、かっこいい。

舞台の稽古に入ってしまったので今はストップしているんですけど、ちょうど『涙の女王』がいいところなんですよ。

でも一気見は嫌なので、我慢してます。一話一話、大事に見たいので。

――大沢さんにとって推し活、K-POPとはどういう存在ですか?

癒やしですね。子育てとか家事とか仕事とかいろいろある中で、自分だけの空間で自分が本当に楽しめるもの、笑顔にさせてくれるものが推し活だったりK-POPだったりするのかなと思います。

私はけっこう趣味がコロコロ変わるんですけど、K-POPだけはずっと好きですね。

これからも追いかけ続けようと思っています。

――番組の話に戻りますが、この先語りたいテーマや迎えたいゲストはいますか?

いつか(BTOBの)ソンジェさんをゲストにお招きしたいですよね。

いろんなことを経験されていると思うんですよ。歌手もそうだし、ダンスもされるし、お芝居もされるので。

そういった意味で、いろんな角度からのお話を聞けるんじゃないかな。

でも、そのためには番組を続けなきゃですよね!

――かみちぃさんのように行動したり口にしたりすると夢って実現するかもしれませんね。

そうなんですよ。だから、言うことって大事だなと思いました。

ソンジェさんを番組のゲストに、というのも言っておけば叶うかもしれません(笑)。

――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。

K-POP好きの方はもちろん「分かる、話かる!」だったり、「そういう見方があったんだ」という新しい発見もありますし、

これからK-POPを知っていくという人もきっと楽しめるような、浅いところから深い話までするような幅広いトークができる番組なので、

楽しみながら見ていただけたらなと思います。

ゲストで来てくださるアーティストさんがオタクの顔になっていくのも面白いんですよね。

だからそのアーティストのファンの方たちもきっと楽しんでいただけると思います。

それに、アーティスト目線で語られるお話がすごく面白いのでぜひ番組を楽しんでいただけたらと思います。

大沢あかね
1985年8月16日生まれ。モデルとしてデビューし、現在バラエティー番組や舞台とマルチに活躍中。また私生活では3児の母で、ジュニア和食マイスターの資格を持つ。現在は舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」に出演中。

番組情報
『ムムルレコード』
Mnetにて放送中/Mnet Smart+にて配信中(ライトプランで視聴可)
隔週(金)23:00~23:30他

(韓流ぴあ/尹 秀姫)

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