いつもの暮らしにアートを 犬束和也さん(市川市在住)
デザイナーとしてインテリアメーカーで働きながら、ギャラリーショップを営む犬束さん。「いつもの暮らしにアートやクラフトやデザインを近づけたい」と2022年春にオープンしました。
アートをもっと身近にしたい
会社での仕事と両立しながら、週末・祝日を中心に「マイペースにやっています」とのこと。
展示は全て犬束さんの企画で、見る人それぞれの暮らしにつながることをイメージしながら、幅広いテーマで行っています。
作家の絵画やイラストや写真などの展示はもちろん、手ぬぐい展やリメーク展など身近なものや使えるものを扱うこともあります。
また年に1度、プロアマ・経験・年齢問わず、表現方法も自由、テーマだけを決めた、誰でも参加できる公募展を開催しています。
「基本的に応募作品は全て展示します。年々増えて、今年は参加定員を決めさせていただきました」というほどの大盛況だそうです。
犬束さん流の夢をかなえる方法は?
こちらのギャラリーショップのもう一つの特徴が、クラフトビールを販売しているところ。
アートと同じくビールが大好きで「ビールについてもっと知りたい」と、会社勤めをしながらビアパブでスタッフとして働いていたことも。
それではお休みがないのではと心配したところ「今もそうですが、全然違うことをやっているので意外と疲れないんですよ」とのこと。
本業を続けながら夢をかなえる方法を尋ねると、「時間やお金ができたら、と考えているといつまでもできない。やれることをやれる範囲でやってみること」との回答。
好きなこと、やりたいことを力まずやっている犬束さん。
ビール片手に、多くの人を楽しませています。
イヌヅカわんさんに聞きました
―印象に残っている作品展は?
「手ぬぐい展」。自分でも使っていて機能的にもデザイン的にも大好きなのですが、展示をしてみて底知れぬパワーを感じました。情報はSNSで発信しているだけですが、遠くから来てくださる方がいて驚きます。
―公募展について教えてください
プロアマ、経験や年齢関係なく、平面・立体、アクセサリー、書などなんでもOK。応募資格・応募条件は一切ないテーマだけを共通にした公募展です。今年は「ネコもイヌも展」を行いました。公募展を機に創作を始めたという人も。
やってみて思うのは、正しくちゃんとしてないといけないとか、下手とかレベルがどうこうとかそんなこと大したことではないということ。
他人に見せるには勇気がいりますが、他の作品と一緒に並ぶことで、また誰かに見てもらうことで、反応を見たり感想を聞いたりして、新たな発見が得られることが何より素晴らしいことだと思います。
―今後、開催予定の展示は?
9月に「リメーク展」、10月に「版画(シリコンペーパープリント)展」11月に「切り絵展」を開催予定。また各テーマに関連したワークショップも計画しています。
詳細はhttps://www.instagram.com/jouyatouliving_inuzukawan/から