真鶴町混成チーム 地域課題解消アプリ提案 16日、最終審査へ
自治体が挙げた課題を解消するアイデアを競うコンテスト「チャレンジ‼オープンガバナンス」の最終審査に、真鶴町在住の若者やフェリス女学院大学の学生らによる混成チーム「CodeforManazuru」が進出した。同チームは、町内の子どもや若者と地域をつなぐ地域通貨アプリ「マナレージ」を開発するアイデアで3月16日(日)の最終公開審査に臨む。
同コンテストは東京大学等が企画。応募110チームから書類選考を通った12チームが最終審査に進み、審査員の評価と一般投票で賞が決まる。今回、真鶴町が示した課題は「まちに住む!こどもが元気に育ち、若者が地域とつながる暮らし」。それに対して同チームの提案は、子どもや若者が地域活動に参加すると地域通貨がもらえ、町内の店や施設で特典と交換できるアプリの開発、活用だ。
同チームは、町内には中学校までしかなく、卒業後に町外へ進学する若者が多いため、地域とのつながりが薄れることが課題と判断。また調査を進め、若者が地域活動に参加しない理由が無関心ではなく「参加方法が分からない」「情報が届いていない」ことが主な原因と分かった。これらを踏まえ、アプリで地域活動への参加のハードルを下げ、若者が地域に愛着を持ち「真鶴に戻りたい」と感じられる環境をつくることを目指すこととした。代表の工藤春香さんは「オンライン投票もあるのでチームの発表を見て頂けるとうれしい」と話す。アイデア発表は16日午後2時30分頃から。視聴方法など詳細はコンテストのサイト。