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中井貴一主演 行定勲が昭和の映画界を演劇で描く、パルコ・プロデュース2025『先生の背中』の上演が決定

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パルコ・プロデュース2025『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』

2025年6月8日(日)~29日(日)東京・PARCO劇場、その後、7月に大阪・福岡・熊本・愛知の全国5都市にて、パルコ・プロデュース2025『先生の背中~ある映画監督の幻影的回想録~』が上演されることが決定した。

本企画は、映画監督だけではなく舞台でも評価をされている行定勲が、ドラマ、映画、声優とジャンルを問わず活躍し、舞台にも意欲的に取り組み各方面から高い評価を集め続ける中井貴一に、「ぜひ、昭和の映画界の話を演劇作品にしたい」と熱烈オファーを出したところから始まった。

2015年『趣味の部屋』(PARCO劇場)以来、10年ぶりに舞台作品で最強タッグが復活する。映画、舞台を縦横無尽に行き来する二人が贈る本作は、実在の映画監督のエピソードから着想を得たフィクション。のちの世で巨匠と呼ばれるようになった映画監督、“先生”の撮影所でのとある一日を描く。

脚本を手掛けるのは、温かみのある喜劇的な視点で登場人物を描くことに定評のある劇作家の鈴木聡。無類の映画好きで映画にも造詣が深い鈴木が、古き良き映画界に、そして日本中に、たしかにあった豊かな時間を舞台上に紡ぎ出す。

主演は、81年にデビューして以来ジャンルを問わず活躍し数々の賞を受賞、舞台にも意欲的に取り組む、中井貴一。

そして、“先生”と呼ばれるある映画監督を取り巻く5人の女たちを、13年に俳優デビューし16年には連続テレビ小説『べっぴんさん』で主演を務め、飛ぶ鳥を落とす勢いで数々の作品に出演、主演する注目の俳優で6年ぶりの舞台出演となる芳根京子、類まれなるダンス力・歌唱力を活かし宝塚歌劇団星組で6年に渡りトップスターとして活躍、退団後は演技力にさらに磨きをかけ数々の舞台・コンサートから映像作品まで幅広く活動する柚希礼音、13年に映画『彌勒 MIROKU』でデビューし映画・舞台を中心に活躍、24年の連続テレビ小説『虎に翼』で主人公の盟友を演じ一躍注目を集めた土居志央梨、京都を本拠として活動する劇団「ヨーロッパ企画」の劇団員として活動する傍ら、外部の舞台や映像作品への出演、ナレーションでも活躍する藤谷理子、13年の連続テレビ小説『ごちそうさん』で脚光を浴び、それまでの舞台中心の活動から映像作品への出演も増加、カメレオン俳優と称されるキムラ緑子が演じる。

さらに、中井演じる“先生”の相棒的脚本家役に、演劇ユニット「売名行為」を経て劇団「MOTHER」の主宰・座長を務め(02年解散)、圧倒的な存在感と硬軟自在の演技力で日本のドラマ・演劇界では欠かせない存在のベテラン俳優・升毅と確かな実力を持つ精鋭たちが集結した。

(上段)中井貴一(中段左から)芳根京子、柚希礼音、土居志央梨、藤谷理子(下段左から)升毅、キムラ緑子

どんな公演になるのか。全貌が明かされる続報を楽しみにしよう。

【あらすじ】
昭和と映画を愛するすべての人へ。
苦悩する名匠の一日をユーモアと味わいたっぷりに描く。
昭和30年代。テレビ時代を迎え、映画はその黄金期を終えつつあった。“先生”と呼ばれる日本映画界の名匠は新作の撮影を始めたが調子が出ない。娘のように可愛がる食堂の看板娘の婚約の報告を受けさらに撮影を引き延ばす。これまでいくつもの作品をともにした脚本家や名女優も心配顔だ。皆の前では粋な振る舞いをする“先生”だったが内心は混乱していた。もう齢だ。健康が優れない。これが最後の一本になるかもしれない。その恐れが心の中からこれまで関わりのあった5人の女たちの幻を引き出す。いつしか“先生”自身も記憶の中に引きずり込まれて…。

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