佐渡汽船(新潟県佐渡市)のカーフェリーときわ丸、船体色を白へリニューアル 夏場の熱の影響を軽減
ときわ丸 みちのりホールディングスの報道発表より
佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)は1月24日、カーフェリーときわ丸の船体塗色を変更したと発表した。冬期間の定期船舶整備にて船体塗色を変更し、2月3日から運航を開始する。
船体色を紺色から「佐渡汽船ホワイト」へ変更し、船底色も現在の鉄錆色から、おけさ丸と同系の青色へ変更する。また、船側面の3本のラインはなくなる。なお、船内の設備変更はない。
ときわ丸 みちのりホールディングスの報道発表より
佐渡汽船によると、ときわ丸の旧デザインは2014年に同船が就航する際、複数候補の中から社内選考により決定したもの。
しかし同船は時折、バウバイザー開閉や左舷の可動甲板に不具合が発生し、車両の積み下ろしに支障をきたすことがあったという。これについて、塗色された紺色の熱吸収によって歪み(伸び)が生じている可能性があったため、昨年、バウバイザーのみ白へ変更。その結果、猛暑でも影響がないことが確認された。
竣工から10年以上経過し、全塗装のタイミングであることから今回、おけさ丸と同色への変更を行うことにした。色の変更により、夏場の車両甲板の温度を少しでも下げ、船体の伸びを防ぐという。
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