人材不足解消に「スキマ時間」 横須賀商議所とタイミー連携
横須賀商工会議所は3月31日、短時間アルバイトマッチングサービスの(株)タイミー(本社・東京都港区)と包括連携協定を結んだ。人手不足が全国的な課題となっており、同商議所では、スキマ時間を有効活用する働き方を広げることで地域経済の活力を維持していく考え。全国の商議所で8例目、神奈川県内では初となる。
潜在労働力を掘り起こし
同社は長期の雇用契約を結ばずに、自分の都合の良い時間だけ働く「スキマバイト」という新しい働き方の概念を広めた業界大手。雇用者が「働いて欲しい時間」と被雇用者の「働きたい時間」のマッチングをシステム化して急成長を遂げている。
今回は若年層の流出と高齢化を背景とする地域の労働力不足に危機感を持つ同商議所に対して、同社が連携を持ちかけた。横須賀市内で「タイミー」の登録事業者はチェーン店が大半を占めており、約5千社の会員を持つ商議所のネットワークを借りて仕事のバリエーションを一気に広げる狙いだ。
同商議所の平松廣司会頭は「外出時間に制約のある子育て世代など、地域に潜在する労働力の掘り起こしにつながる」と期待を述べた。
タイミーでは、「ワーカー」と呼ばれる仕事を希望する人が、スマートフォンアプリの求人検索で条件に合った案件に申し込む。面接や履歴書なしですぐに働くことが可能で、勤務終了後すぐに同社から入金されるのが特徴。
ワーカーを受け入れる事業者側は、求めるスキルと勤務時間を最短1時間から設定する。ワーカーに支払う報酬金額の30%をサービス利用料として同社に支払う仕組み。一時的な労働力確保の手段にするだけでなく、仕事の体験を通じて優秀な人材をスカウトして長期雇用に繋げることも期待できるという。
同社は近く、同商議所の会員企業向けにタイミーを利用した人材活用の説明会を実施する。業種別の受け入れ事例など、蓄積したノウハウを提供することで地域への浸透をめざす。