私の結論!胎教はママのため!? 効果に差が無く育つ子どもたち
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小・中・高校生の3人の子を持つ、現在40代前半のママライターひよこです。大学卒業後に事務職として就職してから3度の産休、育休を取得し、3人の子育て・家事・仕事の両立に悩みながらも、同じ職場でずっと仕事を続けています。
一度目の妊娠は私が27歳の時。結婚して3年が経った頃、夫とそろそろ「子どもが欲しいね」と話すようになり、それから時間がかからずに妊娠しました。初めての妊娠では、日々自分の体に変化が起き始め、今までになかった感情が芽生えてきました。
胎教は、ストレスをためずにリラックスすることから
妊娠するまでは自分のことを何よりも優先にしてきたのに、母体に変化が起き始めるとともに、まだ見ぬ我が子に母性が芽生えてきます。特におなかの中で動くようになり、胎動を感じるようになるとますます「ここ(おなか)にいるのだな」という実感が湧いてきました。
妊娠中おなかのために気を付けていたことは、まず“ストレスをためないこと”。それまでは割と怒りっぽくて、仕事でも嫌なことがあると、すぐに近場の先輩を捕まえては愚痴をこぼしていた私。妊娠後はそういったことも少なくなり、リラックスした時間を意識して作るようにしました。
リラックス用の音楽を聴く
おなかが大きくなってくると、夫もよく私のおなかに声をかけるようになりました。聴診器のようなものが売っており、気にはなったものの、購入には至りませんでした。
名前はまだ考え中だったので、特にニックネームなどで呼ぶということはなかったように記憶しています。また一人目の時は胎教に良いといわれるような音楽のCDを借りてきて、家や通勤途中に聴くようにしていました。二人目以降は上の子たちの育児に追われ、リラックスどころではなかったです。おなかが張ろうが疲れていようが、上の子たちのお世話と家事に明け暮れていました。
マタニティビクスの効果はいかに
胎教の一つになるかとは思うのですが、一人目の時に病院で行っているマタニティビクスに参加していました。専門の明るい女性の先生がとても楽しく指導してくれていました。私は産休に入ってからの参加でしたが、産婦人科まで運動がてら歩いて行き、汗をかくぐらい運動をし、とても楽しい時間を過ごすことができました。
耳に心地良く、テンポのよい音楽に合わせて体を動かすとリラックスできて、きっとおなかの赤ちゃんも心地良かったと思います。本当は二人目以降もやりたかったのですが、特に二人目の時の先生に「何歳だと思ってるの?(当時30歳)もういい歳なんだからマタニティビクスなんてやらないで」と言われてしまい、納得できなかったのですが、時間的な余裕もなかったので断念しました。
こうした胎教を経て、一人目は妊娠38週目、身長49cm、体重2850gにて出産しました。結局胎教と言われるようなものを意識的したのは一人目のみでしたが、その後の成長過程で何か特別に差があるというものは感じられません。一人目だけ音楽に敏感だとかそういったこともなく、三人ともそれぞれに個性を持っていて、得意なこと、苦手なことなどいろいろとあります。胎教のあるなしの育児を通して、今になってやはり一番大事だと感じたのは、妊娠中は母体がリラックスしているということでした。
[ ひよこ * プロフィール]
都内で会社員(事務)をしています。小・中・高と3人の子どもと夫の5人家族。共働きですが実家は遠く、ほとんどの家事・育児を自身で行っています。今でいうところの、いわゆるワンオペ育児ですね。どちらかというと私は幼い頃は体も小さく、しょっちゅう風邪を引いたりして母の看病を受けることが多かったのですが、大人になってからは丈夫になりました。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。