「冷蔵庫」のイヤなニオイが消える“3つの対策”「食品も長持ち」「意外と簡単」
「冷蔵庫を開けるたびに、なんだか変な臭いがする……」そんな悩みは、ちょっとしたひと手間で解消できるかもしれません。消臭剤に頼るのは、ちょっと待って! まずは臭う原因を知ることが大切です。ここでは、ちょっとした習慣で防げる、今すぐできる「冷蔵庫の臭い対策」をご紹介します。
対策その1.食品を密閉する
冷蔵庫の臭いの原因で意外と多いのが、食品によるもの。容器から臭いそのものが漏れることもあれば、汁漏れが原因で臭いが広がるケースもあります。
特に、カレー・キムチ・チーズなど臭いの強いものは要注意。ラップをかけるだけでは、臭いを密閉できないこともあるんです。
臭い漏れを防ぐには、密閉できる保存容器が役に立ちます。ふたをして密閉することで、臭いの拡散防止に。冷蔵庫内はもちろん、ほかの食材への臭い移りも減らせます。
食品用のジッパーバッグは、密閉性が高いうえに安価で使い捨てできるのでおすすめです。
対策その2.肉や魚は冷凍保存
肉や魚は傷みやすく、生のまま冷蔵庫に置いておくと臭いの原因に直結します。すぐに使う予定がないのであれば、食品用のジッパーバッグにしっかり包んで冷凍保存がおすすめ。ドリップ(肉汁)が出るのも防げるので、庫内の汚れ対策にもなります。
また、冷凍することで鮮度も保たれ、買い物の回数も減らせて一石二鳥です。下味冷凍にすれば時短にもつながりますよ。
対策その3.月に1回掃除をする
いくら保存に気をつけていても、庫内の汚れは完全に防げません。付着した汚れや液だれが蓄積すると、イヤな臭いの原因になります。
月に1回は庫内の食品を出して、薄めた台所用洗剤を染み込ませたクロスで、棚や壁を拭き掃除するのが理想です。面倒であれば、アルコールや二度拭き不要のホームリセットなどを使ってもいいでしょう。
定期的に冷蔵庫内をお手入れすると、食べ忘れている食材も発掘できて食品ロス防止にもなりますよ。
冷蔵庫を臭わせない対策を
冷蔵庫の臭いは、密閉・冷凍・掃除の3ステップでしっかり防げます。特別なアイテムがなくても、今日からすぐできることばかりです。
毎日のちょっとした習慣で、開けるたびに「気持ちいい!」という冷蔵庫を目指しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア