社交ダンス 川崎文化に 荘 清二郎さん
社交ダンスの見どころの一つは、華やかな音色を響かせる「ビッグバンド」。相次ぐダンスホールの閉館に伴い、減少しているビッグバンドの素晴らしさを再度伝えたいと、企画を持ち込んだ。熱い思いが実り、かわさきジャズ初となる社交ダンス企画の旗を振る。
かつては日本有数のダンスホールを運営する企業の役員として、社交ダンス界のきらめきを間近で目にしてきた荘さん。半年ほど前から自身も踊りを習い始め、人と接する楽しみを実感しているという。当日はパートナーを問わず誰とでも踊れる「ミキシング・タイム」を実施。「憧れのプロダンサーと踊れるチャンス」と笑顔を見せる。
演奏には社交ダンスの国際大会で活躍する全ダンサー憧れのバンド「クミ伊藤とニューサウンズオーケストラ」を迎える。壮大なサウンドに包まれ、ダンサーたちが華麗に舞う姿は必見だ。
荘さんは「市民の一人として提案したものだからこそ、これからも続けたい。新たな川崎の文化として親しんでもらえれば」と期待を寄せた。