土屋小保護者と教職員の会 「できる時にできる活動を」 優良PTA文科大臣表彰
平塚市立土屋小学校保護者と教職員の会(永友江梨会長)が2024年度優良PTA文部科学大臣表彰を受賞し、3月4日に落合克宏市長のもとを訪れ、喜びを報告した。
同会は1948年4月1日に設立され、現在の会員数は79人。児童数の減少に伴い、24年度は役員の負担を軽減するとともに、会員が「できる時にできる活動を」をモットーに、PTAのスリム化を行った。具体的には、本部役員を7人から5人としたほか、各行事ごとにボランティアを募り、活動に参加してもらったという。ほぼ毎月行っていた夜の会議は、今年度は3回に留めた。永友会長は「将来にわたり持続可能なPTA活動となるよう、スリム化を図りました。ボランティア制度の導入は大成功で、『ボランティアならできそう』という家庭が多かった」と振り返る。
保護者、学校、地域一丸
2023年度に創立150周年を迎えた同校。記念事業では現役の役員だけでなく、歴代OBも含めて実行委員会を立ち上げ、校内ビオトープ「ミニ座禅川」やタイムカプセル、ふるさと土屋写真館などを実施。児童と地域団体との交流の懸け橋となる活動を行ってきた。
今回の表彰を受け永友会長は「日頃から本部役員、教職員、地域の方々の協力もあって受賞できた。改めて感謝の気持ち」と謝辞を述べた。
同表彰は1955年度に創設され、PTAの健全な育成、発展に資することを目的に優秀な実績を上げたPTAを表彰している。2024年度は神奈川県内で9団体、全国で112団体が選ばれている。