歴代バットマンのマスクを被ったロバート・パティンソン、「ジョージ・クルーニーのが一番匂っていた」
ロバート・パティンソンは、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)のオーディションで、これまでバットマン役を演じた歴代俳優が使用したマスクを着用したのだとか。驚くべきことにマスクには着用俳優の“匂い”が残っていたといい、中でも『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997)ジョージ・クルーニーのマスクの匂いが一番強かったようで……。
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2012年からクリスチャン・ディオールの男性用フレグランス”Dior Homme”のキャンペーンモデルを務めているパティンソン。のインタビューでは、香りにまつわる様々なエピソードを披露し、「今まで演じたキャラクターから連想する香りはありますか?」との問いに「バットマンのマスクの匂いですね」と回答している。
「革だけど、その組み合わせでもあります。革のマスクで密閉されているけれど、常に極度の不安を感じているわけだから。革は多孔質なので、とても感情的な匂いがするんです。
『バットマン』のオーディションを受けたとき、(これまでに役を演じた)様々な俳優の、マスク全てを試着しなくてはいけなかったんです。20年も前のものだけど、それぞれの俳優の匂いがまだ残っていました。不思議な感じでしたね。」
誰のマスクが一番匂いが残っていたかというと、パティンソンいわく「ジョージ・クルーニーだったと思う」とのこと。インタビュアーが「恐怖の匂いのようですね」と言及すると、パティンソンも「恐怖の匂いは、感情に一番響きますもんね」と頷いている。
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『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』は批評家やファンから厳しい評価を受けたこともあり、クルーニーは今でもバットマン役を演じたことをのネタにしている。よほど恥ずかしいのか、妻アマルにも未だに見せていないと語っていたが、クルーニーの当時の想いが匂いとして残り、パティンソンの鼻腔に何かを訴えていたようだ。
そのほか、灯台守を演じた『ライトハウス』(2019)では、何百匹ものカモメを引き寄せるために、腐った魚の入ったバケツがセット中に散乱していたため現場は散々な匂いだったことや、サフディ兄弟による『グッド・タイム』(2017)は血と電子タバコのVapeが混じった匂いだったと、パティンソンは出演作の匂いを振り返っている。2025年に撮影となる『ザ・バットマン2(原題)』のバットマンも「また違った匂いになればいいな」と抱負を語っている。
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