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【浦安の、伝統と文化。】浦安の海苔養殖を成功に導いた創業80年以上の老舗「田中屋海苔店」

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品質の良い海苔が並ぶ店内では、自分の好みや用途に合わせてお店の方が丁寧に相談に乗ってくれます。

明治31年(1898年)、浦安地先の海で海苔養殖が始まりました。その礎を築いたのが田中徳次郎氏。「将来浦安でも海苔は有望な産業となるかもしれない」と尽力し、浦安の海苔養殖を成功に導きます。その後、長男の田中常平氏は第五代浦安町長に就任し、漁業だけでなく町全体の発展にも大きく貢献しました。そして昭和11年、徳次郎氏の孫となる田中常徳氏が「田中屋海苔店」の前身となる「乾海苔問屋 田中常徳商店」を創業。現在、3代目の田中孝昌さんとご家族がその伝統を受け継ぎ、実に88年もの間、地域の海苔文化を守り続けています。

贈答用の「金缶」は、有明産の上質な焼き海苔を食べやすくカットした逸品。普段使いしやすい「ミニ缶」は味の種類も豊富で、お子さんやお酒のおつまみにも喜ばれます。


「浦安では冠婚葬祭の贈答品や返礼品として海苔が使われることが多く、昔から住んでいる方々の家庭には常に海苔があったんです。なので頻繁に海苔を買う必要がなかったんですよね。この頃はコロナ禍の影響で家族葬が増え、自宅に海苔が無くなったからとお店に直接買いに来る方が増えました」と話すのが3代目の田中孝昌さん。「昔から美味しい海苔を食してきた浦安の地の方々は、味にはとても厳しいですね。現在は市川・船橋・木更津・富津の漁場で養殖された海苔を、富津にある共販場で入札し、仕入れています。お店には全型海苔からおにぎり、手巻き用など、用途に合わせた商品を取り揃えていて、12月後半頃に新海苔が店頭に並びます」。埋め立てにより漁場は減少したものの、今もなお、行徳・船橋で採れた海苔は「昔の浦安で作られた海苔の味に近い」と人気が高いそう。また、店頭では「緑袋、青袋、茶袋、和紙袋」と品質別に並んでいるので、自分の好みや用途、産地によって選べるのも嬉しいです。冬は海苔がおいしい時期。年末年始にはお餅、お雑煮、おもたせに…浦安の歴史が詰まった名店の海苔を味わってみてはいかがでしょうか。

「もみのり」はお茶漬けはもちろん、年末年始は年越しそばやお雑煮に散らしても美味しいです。上質な海苔を使っているため、いつもあるわけではありません。見つけたらぜひゲットしてみて!

田中屋海苔店

☎047-351-2722 浦安市猫実4-13-1
OPEN 9:30~17:30 日曜定休
駐車場有(3台)
猫実店舗以外にも、市内各所(※下記参照)やWEBからご購入が可能です。

公式ホームページ:田中屋海苔店

田中屋海苔店の商品が買える市内店舗

銘店銘菓しまむら イオン新浦安ショッピングセンター店(浦安市入船1-4-1)/カフェレストランすてんぱれ(浦安市郷土資料館内)(浦安市猫実1-2-7)※一部取り扱いのない商品もございます。

※この内容は、フリーペーパー「ゆうゆう手帖」Vol.48号に掲載された内容です。

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