新潟のお菓子「南蛮えび煎餅」お土産用の商品とスーパーの商品を食べ比べてみたら…
新潟のお土産に、「南蛮えび煎餅」というものがある。その名のとおり、濃厚なえびの味を楽しめるサクサクのおせんべいだ。
県内ではかなりメジャーな商品で、大抵のお土産売り場に置いてある。
そんな南蛮えび煎餅のお値段は最安で税込756円。お土産の値段としては良心的だけど、自分用に買うにはちょっとお高いかな、と感じる値段だ。
しかしある日……県内のローカルスーパー「原信」で、税抜198円で販売されている南蛮えび煎餅を発見!
【画像】今回購入したお土産用の南蛮えび煎餅は16枚入りの「小」。ちなみに27枚入りの「大」もあるぞ
・開封結果
同じ商品名なのに、スーパーの南蛮えび煎餅はかなりお安い。なにか違いがあるんだろうか。
気になったので、両方とも購入して確かめてみることにした。
こちらが2つの南蛮えび煎餅。赤い箱に入っている「南蛮えび煎餅」が税込756円のお土産用商品で、白い袋に入っている「南蛮えびせんべい」が税抜198円のスーパー産商品だ。よくみたら名前も「南蛮えび煎餅」と「南蛮えびせんべい」。
お土産用の商品は「土産処きなせや本舗」、スーパーの商品は「株式会社 末広製菓」というメーカーで作られているそう。
まずは見た目から確認していこう。
お土産用の南蛮えび煎餅は1枚1枚個包装されている。ばらまき用のお菓子にぴったりなので、筆者も県外の人に会う時は何度かこれを持って行ったことがある。
個包装されている袋の中には、粒が集まった独特な見た目のおせんべいが入っている。ところどころに真っ赤なえびが入っているのも確認できるぞ。
スーパーの南蛮えびせんべいは個包装がされておらず、ポテトチップスのように1つの袋にたくさんのおせんべいが収まっていた。
お土産用のものとは違って、こちらはThe・おせんべいといった感じのビジュアル。固形のえびは入っておらず、粉末状にして生地に練り込んであるそうだ。
続いて味を確かめてみよう。
お土産用の南蛮えび煎餅は、ひと口食べた瞬間にえびの味がブワッと広がる。その濃厚さは、えびそのものを食べたんじゃないかと錯覚するくらいだ。
おせんべい部分の甘じょっぱい味付けがえびの味とベストマッチしていてとてもおいしい。
えびを使った米菓は他にもいろいろあるけれど、個人的にはこのおせんべいがいちばん好きだ。
スーパーの南蛮えびせんべいは、どちらかというとおせんべいそのものの味が強め。味を割合で表すならお米が7割、えびが3割といったところだろうか。
味付けは先程の南蛮えび煎餅と比べるとしょっぱめ。例えるなら、ちょっと厚みがある「かっぱえびせん」みたいな感じだった。こちらもこちらでおいしい。
・別物だった
ということでそれぞれの南蛮えび煎餅は、想像以上に別物だった。同じ商品名でも、メーカーが異なるとここまで違うものなんだ。
濃厚なえびの味を楽しめるお土産用の商品と、たっぷり食べられるうえにお安く購入できるスーパーの商品。どちらにも長所があることを確かめることができた企画だった。
新潟自慢の味がおせんべいになった南蛮えび煎餅。もし新潟を訪れる機会があったら、是非味わってみてほしい。
参考リンク:南蛮えび煎餅
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.