【最新版】吉野家・すき家・松屋・かつやの「豚汁」を飲み比べてみたら2つが強すぎた
キンキンどころかギンギンの寒さが続く日本列島。まあ、これくらい寒い方が「冬ーーーーー!」という感じがしなくもないが、この時期 特に美味しいのが『豚汁』だ。
そこで今回は豚汁を販売している大手飲食チェーンの豚汁4種類を飲み比べてみることに。ブッチギリの優勝候補がいたと思いきや、最終的には「二強よる争いだった」と申し上げていいだろう。
・もはや発明
季節を代表する冬のグルメ、豚汁。今さら豚汁のすごさを語る必要はないが、個人的に「どこで食べても」「誰が作っても」美味しい豚汁は、もはや発明だと思っている。他にそんな料理ありまっか?
それはさておき、どこで食べても美味しい豚汁なので「マズい豚汁」はこの世に存在しない一方で「特に美味しい豚汁」があることも事実。店やご家庭によって個性が出やすいのも豚汁の特徴だ。
・4種類を比較
さて、今回比較した豚汁は「吉野家」「すき家」「松屋」「かつや」の4種類。いずれもレギュラーメニューとして豚汁を提供しているため、日頃からお世話になっている人も多いことだろう。
当初は「そこまで違いがあるかな?」と思っていたものの、結果的にかなり違いはあった。どうやら飲食チェーン系の豚汁には大きく2つの方向性があるようだ。以下で1社ずつレビューしていこう。
・吉野家「とん汁」217円
ズバリ、吉野家の豚汁はめちゃめちゃウマい! いきなり優勝候補!! 具の種類の多さは4社のうち断トツで「れんこん」「ごぼう」「里芋」などが入っていた。お椀自体は中サイズだが、具はぎっしりだ。
そして吉野家の豚汁は「煮込まれ系」で、大根などの具に味が染み沁み。お店というより家庭の豚汁に近い仕上がりで、どれをとっても文句のつけようがない完璧に近い豚汁であった。
・すき家「とん汁」240円
「煮込まれ系」の吉野家に対し、すき家の豚汁は「あっさり系」と言っていい。具も沁み染みという感じではなく「水煮の野菜が鍋に放り込まれている感」は否めなかった。
もちろん美味しいのは美味しいものの「一杯の豚汁」として完成している印象は受けず、比較してしまうとやや苦しいといった感じか。ただ野菜の食感が残っていたので「フレッシュな豚汁」とは言えるかもしれない。
・松屋「豚汁」240円
松屋の豚汁は「煮込まれ系」と「あっさり系」の中間くらい。特徴的なのは豆腐が多く入っていることで、豆腐の優しい味わいを感じられる豚汁と言えよう。
一方「うま!」と感動するには至らず「かなり無難な豚汁」という印象。美味しいのは美味しいが「毎回絶対に頼む!」とまでは思わなかった。普通にウマい。
・かつや「とん汁(大)」220円
かつやの豚汁は吉野家と同じ「煮込まれ系」で、具に味がバッチリ沁み込んでいる。吉野家同様、かつやの豚汁もめちゃめちゃウマい! 吉野家とかつやが二強!!
とはいえ具材のレパートリー的に「吉野家がやや優勢」といったところだろうか? ただし165円の「とん汁(小)」があるのはポイントが高く、かつやで毎回注文したいメニューであることは間違いない。
結果的に今回比較した4つの豚汁では「吉野家」と「かつや」が強い! どちらも毎回注文したいウマさ!! 当然、沁み染み系が好きな個人の価値観が強いが「吉野家」と「かつや」の豚汁はかなり優秀だ。
というわけで、大手飲食チェーンの豚汁の飲み比べをお知らせした。いずれにせよ豚汁はこの時期が1番美味しいので、冷え切った体をぜひ豚汁で温めていただきたい。
参考リンク:吉野家 、 すき家 、 松屋 、 かつや
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.