市予算案中原区関連 プラのリサイクル等計上 ホームドアの設置支援も
川崎市は2月6日、2025年度の予算案を公表した。中原区関連では、プラスチック資源のリサイクル事業や、JR南武線武蔵中原駅のホームドア設置支援などまちづくり関連の予算を計上。区役所予算では、地域活性化のコミュニティづくり、安心安全なまちづくりの推進に充てられている。
市が重点施策に挙げている防災・減災の安全対策では、浸水シミュレーション等に基づく浸水リスクの高い重点化地区や局地的な浸水箇所における浸水対策等の推進として、10億5852万円を計上。宮内地区の排水樋管の工事を含む雨水管やポンプゲート設備の整備などに充てられる。
幸区と中原区で始まるプラスチック資源のリサイクル事業費には、2億8830万円が組み込まれた。(仮称)等々力大橋の新設事業費として1億7200万円、JR南武線・矢向駅から武蔵小杉駅(約4・5Km)までの鉄道高架化にかかる詳細設計・用地取得の立体交差事業費に46億3037万円が充てられる。
民間活力を導入した等々力緑地の再編整備事業には12億1037万円、JR南武線・武蔵中原駅と登戸駅のホームドア設置の支援に4891万円、小杉駅北口駅前まちづくり方針に基づき、民間開発事業の適正な誘導・支援といった再開発等事業に6672万円が計上された。
下小田中にある川崎市中央支援学校大戸分教室、上小田中にある同高等部分教室の増築校舎棟等の整備費に9億6110万円が充てられる。
区予算は9億7千万円超
区別予算として、中原区は前年度から463万円増の9億7420万円を計上。デジタル活用支援の活動を通じたボランティア養成講座や出前支援会等の実施といったつながりづくり事業費が新設された。防災備蓄倉庫の管理支援等の地域防災力の向上強化事業費や、区内の道路維持補修費が昨年度よりも2780万円増の5億2088万円が計上された。