東海大駅前にチョーク絵 初のにぎわい創出事業
東海大学前駅の駅前広場に5月11日、巨大なチョークアートが出現した。これは「東海大学前駅にぎわい創造検討懇話会」が初めて主催したにぎわい創出イベント。当日は親子連れなど120人が参加した。
秦野市では市内4駅周辺のにぎわい創造に向け、駅ごとに懇話会を設けてまちづくりの検討を進めている。東海大学前駅を中心とする懇話会では、にぎわい創出事業としてチョークアートイベントとマルシェの開催を決定。チョークアートは懇話会メンバーである東海大学の学生が中心となり準備を進めてきた。
この日は駅前広場に縦10m、幅15mのアートスペースを設置。午前中は同大教養学部芸術学科の大学生がデザインしたメインアートを、学生らが下書き。午後は子どもたちが集まり、市内キャラクター「くずはの妖精もりりん」などのメインアートへの色塗りのほか、周辺に好きな絵を描いていった。2時間ほどで絵が完成。参加した子どもは「地面にお絵描きができて楽しかった」と話し、またペデストリアンデッキからアートを見た駅利用者らが「楽しそう」「絵、すごいね」などと話す姿も見られた。
イベントの中心を担った同大湘南学生会の野下浩司会長は「想定よりも多くの人が集まってくれて、地域のにぎわいを感じた。メインアートもすてきだが、子どもたちが好きなように描いてくれた絵がきれいで、また時期を改めてやりたい」と話した。アートは雨によって消えていく。
次は、7月から毎月第1水曜日にマルシェの開催を予定する。