ラグビー相模原DB 9位で今季終える ホスト最終戦は最多8911人
ラグビーリーグワン1部の三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)は5月9日、今季最終節を浦安D-Rocks(浦安DR)と戦い、21-34で敗れた。グレン・ディレーニーヘッドコーチは「すごくがっかりする結果」と評し、「(この日の結果を)忘れずにこれを力に変えないといけない。一貫性をもって成長していきたい」と話した。最終順位は昨季と同じ9位。
最終節は悔しい結果となり、目標としていた上位6チームによるプレーオフトーナメントへの進出も叶わなかったが、3日に行われたホスト最終戦には過去最多の8911人が来場するなど、地域やファンとの絆を深めたシーズンになった。
「応援が後押しに」
3日のホスト最終戦は相模原ギオンスタジアムで行われた東芝ブレイブルーパス東京との一戦だった。28-45で敗れたが、前半3分で先制トライを決めるなど会場を盛り上げた。最後の20分間では、押し合いに競り勝ち初出場の佐川奨茉選手がトライを決めるなど得点を重ね、後半の得点は相模原DBが上回った。
地元・相模原市南区での試合で先発出場となった小泉怜史選手は「自分のやるべき仕事はしっかりできた。チームとしては相手の時間帯に自分たちのペースに持っていけなかったのが敗北につながった」とコメント。過去最多の来場者数については「大勢の方にお越しいただき、応援が後押しになった。ぜひ今後も実際に会場に足を運んで、ラグビーを楽しんでほしい」と話した。
20人退団
相模原DBは9日、今季をもって退団する選手20人を発表した。3月に史上10人目のリーグ戦150試合出場を達成した安江祥光選手がチームを去るほか、南アフリカ代表のカート=リー・アレンゼ選手が契約満了に伴い退団する。