【牧之原・コタン】冬限定12~3月だけ開店 農家がつくる米粉モッチリ「たい焼き」
静岡・牧之原市にあるたい焼き店「たい焼きとお茶の店コタン」。12月~翌年3月までしか営業しない、お茶農家が営む冬限定の店です。自分たちで育てた食材を使うたい焼きの生地は、米粉入りでモッチリ。自家製のお茶と一緒にどうぞ!
【画像】記事中に掲載していないメニュー画像も! この記事のギャラリーページへお茶農家のたい焼き店
牧之原市の東名・相良牧之原ICから南へ車で約7分、天然温泉「さがら子生れ温泉」から約4分。自然豊かな場所に、たい焼き店「たい焼きとお茶の店コタン」があります。
2022年12月にお店をはじめて、今回で3シーズン目の営業です。12月から翌年3月までの冬限定で、金・土・日の週3日開いています。
コタンを開いたのは「茶問屋ショーゴ」という牧之原市で活躍する農家。お茶を中心に、お米やサツマイモなどを生産・加工・販売している農家です。
もち米粉入りのもっちり生地に自家製あん
コタンが作るのは、自ら育てたこだわりの素材で焼き上げるたい焼きです。
たい焼きには自分たちで作った米粉や小麦粉、サツマイモをできる限り使用しています。
コタンのたい焼きは、小麦粉にもち米入りでもっちりした生地が特徴。こだわりの自家製あんを使用し、ここでしか味わえません。
たい焼きの種類は、通常メニューが3種類と月ごとの限定メニューがあります。
・つぶあん 180円
・クリーム 180円
・いもあん 180円
・焼きリンゴカスタード(1月期間限定) 220円
一番人気の「つぶあん」のたい焼きは、甘さがしっかり感じられ、つぶあんの風味と食感を味わえました。
「いもあん」は、甘さは控えめで焼き芋のよう。素材本来のサツマイモの甘さが感じられました。
たい焼きと一緒に自慢のお茶を
たい焼きと一緒にコタンのお茶を楽しむことができます。
最初はたい焼きのみを販売していましたが、バイクで来るお客さんも多く、飲み物も欲しいという声を受けて、たい焼きと一緒に楽しめるお茶が登場。
自園の茶葉(やぶきた茶)を100%使用した緑茶・和紅茶・ほうじ茶を販売しています。
・緑茶 200円
・和紅茶 200円
・ほうじ茶 200円
和紅茶を飲んでみました。ふんわりと香ばしく、一口飲んだ後の深い味わい。温度もちょうど良くて飲みやすく、たい焼きと一緒にほっと一息つくことができました。
自宅で気軽に楽しめる、ティーバッグも販売されていました。
和菓子店より引き継いだ「たい焼きの型」
農家の横山悟さんがコタンを始めた理由は、自分で育てた食材を使用してたい焼きを作りたいと考えたから。そして、もうひとつ理由がありました。
たい焼きが好きな横山さんは、親戚の和菓子店に通いながら、自分もたい焼きを焼いてお店を開きたいと考えていました。
農業をしつつ、合間に親戚の和菓子店からたい焼きの焼き方を教えてもらい、今のコタンのたい焼きが完成。
コタンが開店する直前に、親戚の店は閉まることが決まりました。
そこで、使用していたたい焼きの型をコタンが引き継いだそうです。
たい焼きの形はお店によって違います。昔から親しんで食べていたたい焼きがコタンで復活し、和菓子店の頃からのお客さんは喜んでいるそうです。
コタン・横山悟さん:
すべて自家製の手作りたい焼きです。自慢のたい焼きを、食べに来ていただけたらうれしいです
寒くなると無性に食べたくなる、かわいらしいおやつ“たい焼き”。あなたは、頭から食べる派ですか。尻尾から食べる派ですか。ぜひこの冬はコタンへ行って、農家のたい焼きを食べてみてください。
■店名 たい焼きとお茶の店コタン
■住所 静岡県牧之原市大寄526-3
■営業時間 13:00~18:00
■営業日 12月~1月(金・土・日)
■駐車場 あり(3台)