【災害級の危険な暑さ】7月23~24日がピーク 北海道で史上最高の40度の予想も 天気予報&気象予報士解説/2025年7月22日更新
北海道のあす23日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
きょうは大暑、あすは40度⁉
HBC「今日ドキッ!」でご紹介している、生活情報「児玉のコトダマー!!」
こちら!「きょう22日(火)は大暑、あす23日(水)は40度⁉」
きょうが二十四節気の大暑。暦通りの暑さですね。
今が一年で一番暑いころで、きょうもオホーツクの美幌町や十勝の浦幌町、根室でも7月の観測史上最も高い気温を観測しました。
そしてあす23日(水)、あさってが暑さのピークです。あすは美幌町、女満別空港で40℃予想。北海道で40度を観測したことはないので、経験したことのない、災害級の危険な暑さになります。熱中症に警戒が必要です。
熱中症警戒アラートが網走、北見、紋別、十勝、釧路、根室地方に発表されました。健康被害のおそれがあります。外出はなるべく短時間にして、こまめな水分補給、エアコンや扇風機を積極的に使う、見守りや声掛けも行いましょう。発表されていない地域でも十分に注意して下さい。屋外での運動も控えましょう。
23日(水)の天気と気温
紋別では暑さで大気の状態も不安定です。オホーツク海側や内陸を中心に今夜にかけて急な雷雨に注意して下さい。
あす23日(水)の天気と気温です。
各地で晴れて、あすはにわか雨もなさそうです。最高気温は網走35度、札幌や岩見沢は36度で今年初めての猛暑日です。紋別は37度、帯広38度、北見は39度です。日傘などで日ざしを避けて少しでも涼しく過ごしてください。
北海道とは思えない暑さですね。
旭川のあす23日(水)は今年2度目の猛暑日、36度まで上がりなりそうです。
あす23日(水)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
早朝は道南方面で小雨が降りますが、日中は各地で強い日差しが照り付けます。小樽や函館、室蘭など海岸部でも30度以上の真夏日予想です。
道北・空知です。
朝から晴れて、富良野や滝川でも35度以上の猛暑日です。アスファルト付近はさらに暑くなるので、ベビーカーなど万全な暑さ対策が必要です。
道東・オホーツク海側です。
強い日差しと、上空の暖気などの影響で、美幌町や女満別空港では40度、根室はきょう22日(火)よりさらに高い34度の予想です。不要不急の外出はなるべく控えて下さい。
3か月予報
きょう22日(火)発表の3か月予報です。暑さが続きます…期間を通して気温は平年より高いです。お盆を過ぎても残暑が厳しく、9月でも真夏日が続出するでしょう。南から湿った空気も流れ込むため、降水量は平年並みか多く、大雨に一層の注意が必要です。
暑い話が続いているので、涼しげな札幌の大通公園の噴水の様子をご覧ください。
水遊びも気持ちいいですが、裸足でアスファルトの上を歩いて火傷しないように気を付けましょう。
23日(水)からの週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
暑さのピークはあす23日(水)、あさってですが、金曜日まで強い日差しと危険な暑さが続きます。土曜の雨の後、来週はほんの少しだけ暑さが落ち着きます。
太平洋側です。
木曜は十勝地方が暑さの中心で40度に達するおそれがあります。熱中症への警戒を続けて下さい。金曜も晴れますが、土日が雲が広がるでしょう。
23日(水)の札幌の朝昼晩の天気
あす23日(水)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あすは35度の猛暑日。もんすけは室内で涼んでいます。
今年一番の暑さです。なるべく外にいる時間を短くして、室内では扇風機やエアコンを積極的に使いましょう。また、こまめに水分や塩分も補給して下さい。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※22日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU