琉球ドラゴンプロレスリング12周年記念大会”ハイビスカスみぃ”ケガから復帰 !「世界一性格の悪い男」こと”鈴木みのる”も参戦
琉球ドラゴンプロレスリングの団体設立12周年を記念した大会「RYUKYU DRAGON MEMORIAL2025」が4月27日、那覇文化芸術劇場なはーと大劇場で開催された。この日は全5試合が行われ、国内外のリングで活躍する「世界一性格の悪い男」こと鈴木みのるが首里ジョーとのシングルマッチに参戦。また、膝のケガで戦線を離脱していた琉ドラの看板選手・ハイビスカスみぃが約1年ぶりにリング復帰するなど、団体の門出にふさわしい大会となった。シングルのタイトル「御万人王座『琉王』」の選手権試合では、挑戦者・美ら海セイバーが王者・首里ジョーを撃破。第16代「琉王」に輝いた。
モズク富永もビックリの逆転負け
オリオン&藤田ミノル組の入場コールがやまないうちに奇襲攻撃を仕掛けるヒールタッグのモズク富永 & RYUKYU-DOGディンゴ組。あおりにあおった富永が、金的のダメージをこらえながら藤田を仕留めにいくも、逆にサムソンクラッチを喰らって本人もビックリの秒殺3カウント。琉ドラ生え抜き・オリオンのアクロバティックな技も光った。 タッグマッチ オリオン & ◯藤田ミノル VS ×モズク富永 & RYUKYU-DOGディンゴ 9分52秒 サムソンクラッチ
まえだみさきが先輩・ハイビスカスみぃに初白星
復帰戦となるハイビスカスみぃのペアは、巨体を生かしたプレスが持ち味の優宇。この1年間、琉ドラ所属の唯一の女子選手として団体を引っ張ってきたまえだみさきは、先輩のみぃを迎え撃つ。高瀬みゆきのラリアットがみぃに炸裂した後は、まえだがトップロープから豪快にダイブ。みぃから奪った初勝利に、会場からは大歓声が沸いた。試合後みぃはみさきに「強くなったね」と愛ある労いの言葉をかけた。 ハイビスカスみぃ復帰戦 ×ハイビスカスみぃ & 優宇 VS ◯まえだみさき & 高瀬みゆき 11分0秒 片エビ固め⇒クロスボディアタック
ティーラン獅沙が挑むはあの鈴木みのる
南城市出身・ティーラン獅沙が鈴木みのるに挑む構図となったこの一戦。序盤は鈴木が不敵な笑みを浮かべながら繰り出す関節技に苦しめられる局面も目立ったが、コーナーに座り込む鈴木に起死回生の低空のランニング式セントーンを炸裂。形勢逆転かと期待を抱かせる場面もあったが、最後は鈴木の代名詞的技・ゴッチ式パイルドライバーでマットに沈められた。 スペシャルシングルマッチ ◯鈴木みのる VS ×ティーラン獅沙 14分59秒 ゴッチ式パイルドライバー⇒体固め
グルクンマスクの連続ブレーンバスター
琉ドラのタッグタイトル「御万人王座『双琉王』」保持者、入江茂弘&三原一晃組に挑むのは、琉ドラの社長・グルクンマスクと、DRAGON GATEのスター選手YAMATOのペア。かつてはグルクンマスクのマスク破りをするなど、琉ドラのリングではヒールとして存在感を放ったYAMATOだったが、昨年末に「悪いYAMATOの役割は終わりだ」とベビーフェイスに転向していた。入場から客席中を駆け巡って空気をさらう入江&三原。最後はグルクンマスクが入江に連続ブレーンバスターを仕掛けると、華麗にムーンサルトプレスでベルトを奪った。 御万人王座「双琉王」選手権試合 (双琉王)×入江茂弘 & 三原一晃 VS(挑戦者組)◯グルクンマスク&YAMATO 12分30秒 ムーンサルトプレス⇒片エビ固め
美ら海セイバー、第16代「琉王」に
シングルタイトル「琉王」を賭けた闘いでは、反逆の拳・首里ジョーに蒼き海の守り神・美ら海セイバーが挑む。レフリーが見ぬ間に首里ジョーのセコンドについていたモズク富永とRYUKYU-DOGディンゴが乱入して3人がかりの販促攻撃で会場からは大ブーイング。身軽な体で次々とアクロバットな技を繰り出し、熾烈な消耗戦を制したセイバーは、試合後のマイクパフォーマンスで「ベルト、獲ったどー!」と絶叫。「また13周年に向かって走り出しますんでこれからも応援よろしくお願いします」とさらなる飛躍を誓った。 株式会社フロンティアソリューション・Dining BAR バルクアップ presents 御万人王座「琉王」選手権試合 ×(琉王)首里ジョー VS ◯(挑戦者)美ら海セイバー 20分52秒 カナディアン・デストロイヤー