上越市高田で今冬最大の積雪138cm 強い寒気で平地も大雪に 浦川原区に災害救助法適用
強い寒気の影響で、新潟県上越地域は大雪に見舞われている。上越市高田では2025年2月24日午前6時までの24時間降雪量が42cmとなり、同6時には今冬の最深積雪138cmを記録した。
《画像:道路脇の雪壁が高くなった高田城址公園付近の歩道(2025年2月24日午前10時頃)》
冬型の気圧配置の影響で、県内では断続的に雪が降っている。24日午前6時現在の積雪は同市安塚で284cm、妙高市関山では217cmとなっている。
新潟地方気象台によると、24日は冬型の気圧配置が続き、県内では昼前にかけて平地も含め大雪となるところがある見込み。25日午前6時までに予想される24時間降雪量は多いところで、上越の平地で20cm、山沿いで30cm。
《画像:雪に覆われた高田城三重櫓(同)》
25日は高気圧に覆われるが、寒気や湿った空気の影響を受け、明け方まで雪の降るところがあると見込まれる。
浦川原区に災害救助法適用
連日の降雪で住宅の倒壊など被害が生ずるおそれがあることから、新潟県は2025年2月24日、上越市の浦川原区を災害救助法適用の対象地域に追加した。同市では2月10日に安塚、大島、牧の3区が、11日に吉川、清里の2区が適用されており、市内での適用区域は計6区となった。
同法が適用されると、要援護世帯など市が実施した屋根雪の除雪費用などを県と国が負担する。浦川原区の救助期間は調整中で、すでに適用されている安塚、大島、牧、吉川、清里の5区は当初の10日間から2月28日までに延長されている。