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【鳥料理 廣】新静岡駅近くの“完全予約制”の店「廣」に行ってきた!串焼き鳥中心の地鶏コースを満喫/静岡市

アットエス

女子会にも使えるスタイリッシュな空間で


「完全予約制」と聞くと、なんだか敷居が高く感じられますよね。ちょっと気になるけれど、「どうせ高いんでしょ」と…。

今回、安くはないけれど完全予約制にしては驚くほど高くはない、気軽に入れる鳥料理屋を見つけました!

静岡市鷹匠の「廣」。新静岡駅の北側、歩いて1分のところにあるお店です。都内の名店で修行経験のある廣田一輝さんがちょうど1年前、独立オープン。「予約が取りづらい店だから」と誘われ、せっかくなので男2人、金曜の夜に行ってきました!

店内は白を基調としたスタイリッシュな空間が広がり、女性も入りやすそう。この日はカウンターで2人組、テーブルで3人組の女子会が開かれているのを見かけました。

赤ちょうちんがぶら下がった焼き鳥屋もたまりませんが、たまにはこんな場所で上品に焼き鳥もいいかも。

この店で味わえるのは滋賀県の淡海地鶏(たんかいじどり)。廣田さんによると「香り、歯ごたえ、クセのない脂のバランスが最高」とのこと。

地鶏コース(4950円)、白湯鍋コース(5500円)、近江鴨鍋コース(7150円)、フォアグラすき焼きコース(7150円、すべて税込)の4種類のうち、知人が予約していたのはリーズナブルな串焼き中心の地鶏コース。ここに飲み放題3000円を付けて、19:00、いざスタート!

最初に出てきたのは淡海地鶏の3点盛り「ふくらはぎ三杯酢がけ」「むね肉のづけ」「焼きつくね 和風バルサミコソースがけ」。

どれも一口サイズで、おかわりしたくなるのは必至。かつおだしが香るむね肉は絶品です。

こちらを食べていると、カウンターの向こうにいる廣田さんの“口上”が始まります。「地鶏とブロイラーの違い」や、オススメの日本酒などの説明がされ、カウンターのカップルも、会社帰りの男性グループも、みんなで一緒に耳を傾けます。

焼き台と真摯に向き合う廣田さんの思いが伝わってくるからでしょう。“うんちくタイム”も、非日常空間を演出するイベントのよう。

そうこうしている間に運ばれてきたのが、サクラのチップで燻製した藻塩を合わせた「むね肉のたたき」。やわらかくて、鼻から抜けるディル(ハーブ)とピンクペッパーの香りが新鮮。

「宮崎産親鶏のたたき」は特製にんにく醤油ダレで。ビールを飲むペースが加速していきます。

ようやく、串に刺さった焼き鳥が登場!。備長炭でパリッと表面を焼いた「もも肉の串焼き」。備長炭の遠赤外線効果なのか、ジューシー!ふっくらしていて、旨味もたっぷり感じられました。

「ささみカツ」は分厚いのに、サクッと噛み切れるやわらかさ。

皮の脂をシンプルに楽しめる手羽先の串も絶品でした。

「箸休め」として出てきたのは、梅干しとかつお節が入った里芋のポテトサラダ。これも、もっと食べたくなる一品。

口の中をいったんリセットした後、焦がし醤油で焼き上げたシャキシャキの「れんこんのつくね」、さらに「ぎんなん」と続き、再び焼き鳥へ。

「つなぎ」と呼ばれる貴重な部位はコリコリ食感がたまりません。まったくクセのない「レバー」も赤ワインにぴったり合いました。

この日の〆は、フォアグラの塊が入った親子丼でした。白湯(ぱいたん)スープをベースにした割り下の深い味わい・・・。普段は焼き鳥丼か、白湯ラーメンを提供することが多いそうです。

まだもう少しお腹に入りそうだったので、希少部位の「ちょうちん」を追加注文しました。「一口でパクッと」のアドバイス通りにやってみると…。卵黄とお肉の完璧なマリアージュを体験!

デザートのアイスまで完食し、しっかりお腹も満たされました!

廣田さんは、全国各地の食材を探し歩いてメニューに落とし込んでいくスタイル。性格の違う炭をブレンドするなど、“焼き”も日々研究を重ねているそう。

毎月25日が予約日ですが、来店時は次の予約を入れることができます。白湯鍋コースを予約してきたので、その紹介は次の機会に!

<DATA>
■鳥料理 廣
住所:静岡市葵区鷹匠1−7−8 電話:054−255−0120
営業時間:19:00〜(平日は19時からの1回転のみ、土曜日は16:00〜・19:30〜の2部制)
定休日:木曜日(隔週で水曜日も)
予約日:毎月25日

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