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多摩川梨の魅力ビールに 生産者と醸造所が協働

タウンニュース

瓶を片手に「乾杯」と声を上げる清末さん(前列左から3番目)、安藤支部長(同4番目)、生産者ら

地元の果樹生産者が育てた多摩川梨を使った瓶ビールが11月7日、数量限定で発売される。醸造は「稲田堤麦酒醸造所」が担う。名産品である梨の存在を広く発信するねらい。

「地場のビールを造りたい」。JA菅支店が、地元果樹生産者と同醸造所から相談を受けたのが2年前。そこから、ビールをきっかけに多摩川梨を知ってほしいと話が進み、同支店と醸造所、果樹生産者で構成されるJAセレサ川崎果樹部菅支部(安藤聡支部長)の3者が一体となり、プロジェクトが始動した。

味は劣らないものの、形が悪い規格外品の梨を使用してできたのがクラフトビール「PEARPEARPEAR」。試作、グラスでの販売と段階を踏み、今回ボトルで販売することになった。

250リットルの醸造量に対して150kgの梨を使用し、ふわっとした香りが特徴的。同醸造所の清末彰胤さんは「梨を少しでも無駄にしないよう、手作業で一つ一つ皮むきをした」と振り返る。

10月24日には同支店でお披露目会を実施。口にした生産者は「ほんのり梨の甘みを感じる」などと称賛した。清末さんは「地元の産品を使うのはブルワリーの使命」と笑顔を見せた。

同醸造所は、仕込みの際に出てくるビール粕を肥料として生産者に提供。地域で循環する仕組みを整えている。清末さんは「1回の仕込みで80kgと大量なので廃棄にもお金がかかる。双方の利益になれば」と語る。

ボトル販売は11月7日(木)午前9時30分からセレサモス麻生店、宮前店で行われる。各店10本ずつの限定販売だ。JAの担当者は「梨は取れる時期が限られており大量生産は難しい。より多くの生産者に協力してもらうなど、方法を模索していきたい」と展望を語った。(問)セレサ川崎農協販売対策部販売課【電話】044・877・2220

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