【2025】北九州市内でGWに開催中の企画展&展示会7選 親子で楽しみながら学べる?
「今年のGW(ゴールデンウィーク)は近場で過ごそう」と決めたものの、まだどこに遊びに行くかは悩んでいるというファミリーも多いはず。
そこで、今回は北九州市内でGWに開催中の企画展・展示会7選をピックアップ! 動物や鉄道、歴史など子どもから大人まで一緒に楽しめそうな企画・展示を紹介します。
時間にゆとりを持って楽しめる長期休暇中だからこそ、普段は足を運ぶ機会の少ない施設の企画展・展示会に参加してみると新たな発見がありそうですね。
なお、各イベント情報は記事掲載時点の内容です。事前に最新情報を確認のうえ、おでかけしてくださいね。
冨田伊織 新世界「透明標本」展(スペースLABO・八幡東区)
スペースLABO/北九州市科学館の1階企画展示室で「冨田伊織 新世界『透明標本』展」が5月18日まで開催中。
生物でありながら、まるで芸術作品のような美しさを持つ「透明標本」。魚や爬虫類などの生き物を特殊な酵素に長期間浸し、肉質は透明に柔らかい骨は青く硬い骨は赤く染色されています。
冨田伊織さんの作品は、生物でありながらまるで鉱物のような美しさを放っているといい、神秘的な輝きが、会場を幻想的な世界へと導きます。
卓越した技術によって芸術にまで昇華した作品を学術標本としてだけではなく、芸術やアートへの興味を深める入り口として体感できる企画となっています。
旧安川邸で「つまずき・きづき展」(旧安川邸・戸畑区)
旧安川邸(北九州市戸畑区一枝1-4-23)では、5月6日まで勉強や学習での「つまずきエピソード」を羊毛フェルトで表現した「つまずき・きづき展」が開催中です。
昨年9月、福岡市美術館ギャラリーで開催された展示のアンコール展覧会。入館料のみで閲覧できます。
つまずき・きづき展では、学びのなかでどのようなところでつまずいてしまうのかエピソードを聞き取り、その内容を羊毛フェルトの動物たちで表現し、エピソードとともに展示しています。
自分や周りの人が勉強でつまずかないようにするにはどうしたらいいのかを考える、いい機会になりそうです。
「動物映画資料展」(松永文庫・門司区)
JR門司港駅から徒歩5分ほど「旧大連航路上屋」1階にある「松永文庫」展示室では現在、「動物映画資料展」が開催されています。期間は7月6日まで。
入場無料で、展示時間は午前9時から午後5時。休館日は月曜(祝日の場合は翌日)です。
この企画展では、新旧問わず国内外で制作された「動物映画」をテーマに、映画のポスターやパンフレット、関連グッズなどの多彩な映画資料が展示されます。
映画の中で描かれる動物たちの豊かな表現や込められたメッセージに触れることで、映画がもつ力や魅力を改めて感じるいい機会になりそうですね。
「JR九州『鉄聞』100号企画展」(九州鉄道記念館・門司区)
九州鉄道記念館・本館2階企画展示場(北九州市門司区清滝2-3-29)で、「JR九州『鉄聞』100号企画展」が開催されています。期間は6月16日まで。
「鉄聞」は、JR九州東京支社の社員が制作している手描きの新聞。「JR九州の楽しい列車を多くの方に知っていただきたい」という想いで、2011年より発行が開始されました。2024年12月で発行100号を迎えたそうです。
同企画展では、首都圏で発行した「鉄聞」全1号から100号が一斉に展示されます。
2024年には、その年のもっとも支持されたフリーペーパーを決定する「フリーペーパー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞。現在では紙の発行をやめて、Instagramアカウントに投稿をしているそうです。
「まちなかの大兵器工場 ~小倉陸軍造兵廠と地域社会~」(平和のまちミュージアム・小倉北区)
北九州市平和のまちミュージアム(北九州市小倉北区城内4-10)の企画展示室・多目的ホールで現在、企画展「まちなかの大兵器工場 ~小倉陸軍造兵廠と地域社会~」が開催中です。会期は7月13日まで。
今年は、小倉陸軍造兵廠が原子爆弾の投下目標となり、その後終焉を迎えてから80年の節目の年です。
同展は、小倉陸軍造兵廠の歴史を振り返り、兵器工場がまちにとってどのような存在であったのかを考える企画展となっています。
「堀切辰一生誕100年記念 襤褸-布の記憶-」(いのちのたび博物館・八幡東区)
北九州市立いのちのたび博物館(北九州市八幡東区東田2-4-1)では現在、企画展「堀切辰一生誕100年記念 襤褸(ぼろ)-布の記憶-」を開催中です。会期は7月6日まで。
庶民生活史研究家である堀切辰一は、庶民が用いた布類を収集し、その生活実態を研究するという独自の研究分野を開拓。
今回の企画展では、堀切辰一生誕100年を記念し、著書『布の記憶』で紹介されている資料を中心に、約40年にわたる堀切辰一の研究を紹介しています。
「二川秀臣版画展 唐津街道の宿場町」(長崎街道木屋瀬宿記念館/みちの郷土史料館・八幡西区)
北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館・みちの郷土史料館(北九州市八幡西区木屋瀬3ー16-26)で現在、「二川秀臣版画展 唐津街道の宿場町」が開催中です。時間は午前9時から午後5時30分まで。
二川秀臣は、井筒屋の宣伝部で催事・装飾担当として勤務。長崎街道関連の展示に携わったことで街道に興味を持つようになり、版画制作を開始しました。
八幡井筒屋にて開催された「長崎街道 黒崎・木屋瀬宿展」で、版画作品を初めて発表。唐津街道畦町宿の「ぎゃらりぃ畦」では、2009年から2018年まで街道の版画展を開催するなど、展示会の開催経験も豊富だそうです。
二川秀臣版画展では、作品名「赤間宿」や「青柳宿構口跡」などが展示される予定です。
ゴールデンウィークを北九州市内で過ごすなら
ゴールデンウィーク期間中に開催される企画展・展示会を紹介しましたが、気になるものはありましたか?
事前に各イベントのホームページやSNSなどを確認のうえ、おでかけしてくださいね。
※2025年5月2日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)