3年ぶりに「ソファカバー」を洗ってみた結果→“つけ置きだけ”で驚異の汚れ落ち【プロの洗濯術】
洗濯研究家の平島 利恵です。 「ソファカバー、最後に洗ったのはいつですか?」ソファは、リビングの中でも長時間過ごす場所です。おやつを食べたり、ゴロゴロくつろいだりしているうちに、食べカスや靴下の砂がポロポロと……。お子さんやペットがいるご家庭では、思っている以上に汚れが蓄積されています。
自宅のソファカバーを3年ぶりに洗ってみた!
ソファカバーを洗うのは、正直面倒ですよね。外す→洗うまでは出来ても、元に戻すのが一苦労。ソファ自体が使えなくなる不便さも相まって、つい後回しにしがちです。
そんな中、私も3年ぶりに自宅のソファカバーを洗濯してみました。
小さな子供がいるので、汚れが目に見えています(笑)。
つけ置き洗いをすると……あっという間に洗浄液が真っ黒ににごり、大量の汚れが浮き出る事態に!
動画で見る:3年ぶりにソファカバーを洗ってみると……
動画では、ソファカバ―を洗う際の注意点や、普段のお手入れのコツを解説しています。
大変な大物こそ「つけ置き洗い」
この"大物洗い"、実はそこまで大変ではありません。 ポイントは "つけ置き時間を味方にする"こと。
例えば夜、寝る前に「40℃のお湯」と「粉末洗剤」で、ソファカバーをつけ置き。翌朝、洗濯機にかけるだけで、手間をかけなくても、染み込んだ臭いや汚れをスッキリ落とせます!
これからは、湿気や汗が気になる季節。1年に1度はソファカバーを洗い、リビングを清潔に保ちたいですね。
【洗濯機で簡単!】ソファカバーの洗い方
1. カバーを外す
2. 40℃のお湯+アルカリ性粉末洗剤で洗浄液を作る
3. ソファカバーを入れ、1時間以上放置
4. 洗濯機のデリケートコースで洗う(すすぎ2回以上)
5. 陰干しまたは低温乾燥でよく乾かす
※つけ置き洗いの前に、洗濯表示を必ず確認しましょう。
※故障を防ぐため、必ずファスナーをしっかり閉めてください。
※夜つけ置きをし、朝洗濯機を回すのでもOKです。
消臭スプレーでは不十分!
「ニオイが気になったら消臭スプレーで済ます」という方は、要注意です。
スプレーでは、汚れ自体を落とすことはできません。染み込んだ皮脂や汗、汚れを落とすのは洗濯です。スプレーはあくまで応急処置。定期的な洗濯で“汚れそのものを洗い落とす”のが鉄則です。
普段からできる予防&お手入れ
・週1回の掃除機がけ→ホコリ・ゴミを除去
・汚れにくい防水・防汚カバーの活用
・着脱しやすく、洗えるカバーを選ぶ
ソファは「生活のど真ん中」にある家具。 だからこそ、目に見えない汚れをしっかり落として、快適なおうち時間を取り戻しましょう。
あなたの家のソファカバーも、そろそろ洗いどきかもしれません。
平島利恵/洗濯研究家