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南海トラフ臨時情報と台風の計画運休でも増加 お盆期間の東海道新幹線利用者数

Shizuoka

■お盆の10日間で362万5000人 東海道新幹線の利用者7%増加

JR東海はお盆期間中の東海道新幹線と在来線の利用者数を発表した。この期間、南海トラフ地震の臨時情報が発表され、台風7号の影響による遅れや運休もあったが、利用者は昨年の同時期よりも増加した。

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JR東海によると、8月9日から18日までの10日間で東海道新幹線の利用者は362万5000人だった。昨年と比べて7%増えている。最も利用者が多かったのは下りが8月10日で28万1600人、上りは17日で27万2700人となった。

小田原と静岡の区間では「ひかり」が13%、「のぞみ」は8%増加した。静岡近郊では期間中に91万5000人が利用し、昨年から18%増えている。

在来線の特急列車は昨年のお盆より2%多い15万人が利用した。「ひだ」の美濃太田-下呂間は3万8000人と25%増加した。

気象庁の南海トラフ臨時情報発表を受け、東海道新幹線は8月8日から15日まで強い揺れや津波が想定される三島-三河安城間で最高速度を285キロから230キロに落として運転した。また、16日は台風7号の接近に伴い、東京-名古屋間で終日、計画運休とした。

旅行や帰省の計画変更やキャンセルによって利用者数の減少を予想する声も上がっていたが、結果的には新幹線も特急も昨年より混雑した。JR東海は「早めに計画運休を発表したことで、利用が分散された」としている。

南海トラフ臨時情報に対する減速運転の対応については、丹羽俊介社長が定例会見で「適切に動けたのではないか」と述べている。今回は減速運転の区間が三島-三河安城間と広範囲に及んだが、地震の検知技術が向上すれば区間を狭くする可能性もあるという。

(SHIZUOKA Life編集部)

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