完熟ブルーベリーのおいしさ堪能!森の静けさの中で心もリフレッシュ「カフェも宿泊もお土産も」【美瑛】
オーガニックブルーベリーのおいしさを堪能できるカフェ『美瑛の森KONON cafe & stay 』。森の中で静けさと木漏れ日に包まれ、心もリフレッシュできます。宿泊も可能。秋ならではの色付きが進む美瑛へのお出かけで、立ち寄ってみませんか。
美しい景色が広がる丘陵地帯の一角。ミズナラやカエデ、ブナなど30種類以上の広葉樹が枝を広げる森の中に、カフェや果樹畑があります。
JR美瑛駅がある美瑛町中心部から車で10分足らずの場所です。
店名のKONON(コノン)は、「木の音」から名付けました。木々を抜ける風、枝葉のそよぎ。〝森の声〟が五感を通して伝わってきます。
完全無農薬、有機栽培の果実
畑では、ブルーベリーやラズベリー、カシス、ハスカップを完全無農薬、有機栽培しています。特に生育本数が多いのが、ブルーベリー。寒冷地の栽培に適した13の品種を育てています。オーナーの小林孝司さん(60)は「酸味と甘味とのバランスが良いのが特徴。樹上完熟した果実を一つ一つ丁寧に摘み取っていきます」と話します。
夏場に収穫しますが、収穫時期は品種ごとに少しずつ違います。酸味の強弱の特性によって、熟期の前半でつみ取ったり、後半まで待って収穫したりと、微妙な見極めが重要。
多品種を他家受粉で育てることで、より大粒で数多く収穫できるようにもなったそう。冷凍保存したり、ジャムやソースを作ったりして活用します。
森の恵みを味わおう
カフェメニューは20種類ほど。「ベリーミックスパフェ 800円 (税込)」は、大粒のブルーベリーや赤色がきれいなラズベリー、カシスなどがぜいたくに載り、見た目にもかわいい一品です。
下には、カリッとした歯触りのオーガニッククランチ、ヨーグルト、自家製ベリーソースが層になっています。「果実のうまみが伝わるよう、甘さを控えめにしています」と小林さん。
「ブルーベリースムージー 800円(税込)」は、たっぷりのブルーベリーに地元の美瑛産牛乳、ヨーグルトを合わせ、素材のおいしさが体に染み渡ります。
マフィン(1個450円 税込)にも、果実が上から下までたくさん入っています。生地には美瑛産の小麦粉、牛乳、バターと道産てんさい糖を使用。こく深い生地とのバランスを考え、「あえて酸味の際立つ果実を使い、さっぱりと軽く仕上げています」(小林さん)。
美瑛の隣、上富良野町にある「江花珈琲焙煎所」のコーヒー豆をハンドドリップで丁寧にいれ、美瑛産牛乳を使った「アイスカフェオレ 750円(税込)」も、自慢の一杯です。
完熟果実と道産てんさい糖だけを加えて作ったジャム(1個800円)は、自然な甘味が生きています。加熱時間を最小限に抑え、ゴロンとした果実の食感もしっかりと楽しめます。
森の緑に映えて溶け込む カフェの赤
カフェの建物は、北欧の住宅に多く使われている色「スカンジナビアレッド」が印象的。小林さんは「森の中で存在感を出しつつ、森の緑と調和が取れる」と、この色を採用したそう。内装も、道産のミズナラやタモの木材を使い、温かみがあります。
室内のカフェ席は1卓のみ。森の中に置かれたテーブルやいす、ベンチなどでくつろぎ、鳥のさえずり、風の音などに耳を傾けてみるのがおすすめです。
エゾリスが走っていく姿も見られるかもしれません。
カフェには、キッチンと洗面所を完備。キャンプスタイルの宿泊も提供しており、宿泊者がセンターハウスとして利用するためです。
宿泊は1日1組限定。リビングと寝室の2ルームテントや、氷点下5度まで対応できるシュラフなど備品も充実しています。
(料金など詳細はHPで)
「森を散策したり、読書を楽しんだりと、自然の中で非日常を過ごしてください」と小林さんが話すように、束の間でもデジタルデトックスをして、深呼吸してみませんか。
美瑛の森KONON cafe & stay
住所:美瑛町大村村山
電話番号:080-5001-1701
営業時間:午前11時〜午後5時
定休日 月・火曜日
HP: https://biei-forest.jp/
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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