失敗しない! メンズベルトの選び方とおすすめアイテム16選
ファッションにおいて脇役だからと、後回しにされがちなベルト。しかし、身体の中心につけるベルトの存在感は強く、ビジネス・フォーマルシーンでは全体の印象を大きく左右するものだ。
今回はメンズベルトを選ぶうえでチェックしておきたいポイントに加え、人気のブランドやおすすめのアイテムを紹介。自分に合ったベルト選びの参考にしてほしい。
メンズベルトの選び方の4ポイント
一口にベルトといっても、素材や幅、バックルの形状などにより、相手に与える印象が異なる。意外にチェックするところは多いため、選ぶ際のポイントをしっかりと押さえておこう。
1:使用シーンによって最適な幅にする
着用時の見た目を左右するベルトの幅は、ビジネスやフォーマルシーンで使うなら、30〜35mm幅がおすすめ。スラックスにも合わせやすく、どんなシーンにも対応できる。私服の場合は服装の雰囲気により異なるが、デニムやチノパンなど太めのパンツには45〜48mm程度の太めのベルトを合わせると、よりカジュアルな雰囲気に。
2:素材は本革がおすすめ
ベルトの一般的な素材として、本革と合皮が挙げられる。ビジネスやフォーマルシーンに合わせるなら、見た目にも高級感がある本革製がおすすめだ。頑丈でへたりにくく、使い込むほどに風合いが変化する、エイジングを楽しめる。
せっかく贈ったからには末長く使ってもらえるよう、本革製の物がおすすめだ。
3:カラー、バックルなどもチェック
ビジネスやフォーマルで使うことを考えると、定番のブラックかブラウンがおすすめ。履いている靴の色と合わせると統一感を出せるため、どちらのカラーも1本ずつ持っておくと困ることはなさそうだ。
また、ベルトにおいてバックルは顔のような役割を果たすため、しっかり選びたいところ。あまり派手過ぎるものは目立ち過ぎてバランスが悪くなるため、なるべく上品かつシンプルなデザインを選びたい。一般的には、角が丸みを帯びたものや、平たいデザインの物がスーツスタイルにも映え、飽きずに使える。
4:プレゼントで贈る際はブランドも大事
日常生活で必要なベルトは、プレゼントにも喜ばれるアイテム。贈り物の場合は品質や機能性が高いほど気持ちが伝わりやすいといえるため、ハイブランドのベルトを検討したい。
しかし、ロゴが主張し過ぎるデザインの物は、ビジネスシーンには適さないため避けたほうが良いだろう。
メンズベルトの「定番デザイン」おすすめ16選
ビジネス、フォーマルシーンに合うおすすめのメンズベルトを16本紹介する。特に幅広いスタイルに合う、本革を使った定番スタイルのベルトを中心にチョイスした。
1:CYPRIS MORPHO アニリンキップ ロングベルト
日本国内で鞣された上質なキップレザーを使用したロングベルト。タンニンとクロムの混合鞣しにより繊維の詰まりシワが出にくく、アニリン仕上げにより革本来の表情を生かした自然な風合いに。
ウエスト幅はセンターホールまでで120cmあり、好みの長さにカット可能。ベルト幅は使いやすい3.0cm。ジャパンメイドならではの、細部まで配慮が行き届いた1本だ。
2:T.Z STONE ブラックワックスベルト ライトブラウンベルト
イタリアで直接検品検収されたリアルレザーを天然染色し、すべてハンドメイドで製作される上質なベルト。革本来の自然な色と光沢を感じられ、使い込むほどに風合いの変化を楽しめる逸品だ。
バックルには、高級ブランドでも使用される18K白金メッキを使用。ベルト幅は3cmで、バックル部分で切断して長さを調整でき、26〜42インチ(約106cm)まで対応できる。
3:J.PRESS ビジネスベルト スムース・レザー
120年以上の歴史をもつアメリカントラッドの正統派ブランド、「Jプレス」のベルト。素材にはほど良い光沢感のあるスムースレザーを使用し、無駄のないシンプルかつベーシックなスタイルに仕上がっている。
スラックスにも合わせやすい3.0cm幅で、ウエストサイズは90cmまで好みの長さにカットして使用可能だ。バックルはピンタイプ。
4:POLO RALPH LAUREN ビジネスベルト
定番的な人気を誇る、「ポロラルフローレン」のブラックレザーベルト。滑らかな手触りが特徴で、ビジネスシーンはもちろん休日のカジュアルシーンにもなじむ。
鏡面のシルバーバックルにはPOLOの刻印が施され、レザーにもブランドロゴのシルバープリントを配置。ベルト幅は2.9cmで、ウエスト周り約80〜90cmの34インチタイプと、85〜95cmの36インチの2種類がある。
5:長沢ベルト 国産本革姫路レザーベルト
1967年創業の老舗ベルト工房が手がけるレザーベルト。国産の革産地である、兵庫県姫路産のスムースレザーを使用している。表面と裏面に本革を使い、心材には合成繊維の袋織ゴム帯を使用した、「3層ストレッチ構造」による伸縮性を実現した。耐久性がありながら、リラックスした着け心地を実現できる。
ベルトはすべて職人の手作業でつくられており、丈夫なためずっと使い続けられる良質なベルトだ。
6:栃木レザーベルト
1937年創業の、日本が世界に誇るタンナーである「栃木レザー」の革を使用した栃木レザーベルト。南米産のミモザの樹皮から抽出されたタンニンを使用し、ピット槽で丹念に鞣されたフルベジタブルタンニンレザーは、風合いはもちろん耐久性、吸湿性、放湿性にも優れている。
国内生産されており、熟練の職人が手がけるため完成度が高く、使い込むほどに風合いも増していく。バックルは3タイプからチョイス可能だ。
7:MACKINTOSH LONDON 本革ベルト
英国を代表するアウターウェアブランド「マッキントッシュ」から誕生した、「マッキントッシュロンドン」の型押しベルト。合成タンニンという型押しに適した鞣しを施し、凸面にはツヤを出し、凹面にはツヤ消し処理を施した凝った仕様になっている。
やや細めの30mm幅は、より幅広いシーンでコーディネートが可能だ。バックルはマッキントッシュロンドンのオリジナルが使われている。
8:BEAMS PLUS コードバンベルト
馬の臀部から取れる高級素材、コードバンを使用したベルト。「ぬれたような」と評されるつやのある滑らかな質感に加え、抜群の耐久性により普段使いに最適だ。使うほどに味が出てくるため、ビジネスシーンはもちろんカジュアルなコーデにも使いやすい。
コードバンは国産タンナー製の物を使用し、まるで透き通るような光沢感が魅力だ。コーディネートにすんなりとなじむ、シンプルなバックルデザインもポイント。
9:MITAINIYA ルガード ビジネスベルト
ベルギー唯一のタンナーである「マズール」が提供する、「ルガード」という高級レザーを使用した1本。ヨーロッパ産のショルダー(首から肩の部分)を使用し、職人の裁断により特徴的なシワ模様をきれいに生かしている。
染料仕上げならではの艶やかな仕上げで、使い込むほどに風合いが増す。バックル部分は手縫いされ、留め具には牛床を入れて膨らみを出すことで、より上品なかつ高級感のある仕上がりになっているのもポイントだ。
10:KIETH スムースレザーベルト
日本製の上質な牛革を使い、発色良く仕上げられたレザーベルト。落ち着きのある光沢感は、ビジネスやフォーマルに幅広く使えるのはもちろん、ステッチのアクセントによりカジュアルなコーデにも合わせられる。
カット可能で、ウエストは最大で約95cmまで対応し、ベルト幅は約3.3cmだ。買いやすい価格も嬉しく、プレゼントにも喜ばれそう。
11:WELUCK コードバンベルト 30mm
「革のダイヤモンド」と評される高級革コードバンの、更に希少な通称「メガネ」と呼ばれる部分を使用したベルト。表面は水染めという手法により光沢感のある仕上がりで、コードバンの魅力を最大限に引き立てている。
バックルも50年以上受け継がれた金具屋のノウハウを生かし、デザインから原型を作成。国内の真鍮鋳物工場で製造し、国内のメッキ工場で研磨・加工されている。
12:Saddler’s サフィアーノレザーベルト EG05
イタリア・パルマのベルト専業メーカーである「サドラーズ」のベルト。繊細な筋模様をもつ、薄っすらと光沢を帯びたサフィアーノレザーを使い、エレガントな雰囲気に仕上がっている。高級ブランドもこぞって使うレザーだけに、傷や汚れ、水に強く、ケアしやすい点がポイント。
ベルト幅は細過ぎない絶妙なラインの29ミリ幅で、腰回りもすっきり。裏革の品質も良く、メイド・イン・イタリーならではの高いクオリティを感じられる1本だ。
13:UNITEDO ARROWS green label relaxing スクエア バックル2
ほど良い光沢とシボ感を併せもつ、高級感のあるレザーベルト。定番でどんなシーンにも合わせやすいスクエアバックルを採用し、非常に使いやすい1本に。本革を使いながら価格が抑えられているのも嬉しいところ。サイズは30〜38インチまで展開する。
14:Calvin Klein メンズピンバックルレザーベルト リバーシブル
アメリカを代表するファッショブランド、「カルバン・クライン」のレザーベルト。ビジネススタイルには定番のスクエアバックルを備え、高級感のある仕上がりに。表面がブラック、裏面がブラウンになっており、リバーシブルで使えるのもポイントだ。
ベルト幅は3.5cmで、ベルトサイズは最大で135.5cmまで対応。年齢に関係なく、幅広いスタイルに合う汎用性も魅力で、プレゼントにも最適だ。
15:Paul Smith リバーシブルベルト
上品な印象の型押しレザーが腰元で控えめに主張してくれる、「ポールスミス」のレザーベルト。ブラックとブラウンのリバーシブル仕様となっており、バックルを取り外すことなくシーンに合わせて使い分けられる点が特徴だ。
ベルト幅は3.4cmで、ウエストは約105cmまで対応(カットして調整)。シルバーのバックルはシンプルながら上品で、さりげなく入るロゴもアクセントに。
16:TAKEO KIKUCHI 牛革ベルト
上質な牛革を使用して、シンプルなデザインがポイント。革の風合いの良さはもちろん、ステッチを同系色にすることで落ち着きのある雰囲気に。プレーンなバックルもさまざまなスタイルに合わせやすい。
ベルト幅は3cmで、ウエストは95cmまで対応。スーツスタイルはもちろん、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで使いやすい1本だ。
長く使うことを考え、上質で飽きのこない物を選ぼう
革製のベルトは使うほどに風合いが変化し、定期的にメンテナンスすれば長く使い続けられる。ビジネスからプライベートまで、自分の使用シーンをイメージし、3年、5年と長く使うことを考えながら選ぶと良いだろう。