明治村のSLが「蒸気機関車23号」に変身!珍しい「御料車」の公開も……レトロな「のりもの」を満喫できる今秋の注目イベント(愛知県犬山市)
愛知県犬山市の博物館明治村が、2024年9月14日(土)~12月15日(日)にかけて「見て、撮って、体感!明治村ののりもの」を開催します。
同館が保存する明治の「のりもの」がテーマ。体験乗車ができる国内最古のSL「蒸気機関車12号」がイギリスから輸入されて今年で150周年、明治村での動態展示開始50周年を記念するもので、期間中に3種類の「のりもの」を運行または公開します。
◆「蒸気機関車23号」
尾西鉄道で活躍した際に使用していた車両番号「12」を付けて運行する蒸気機関車12号ですが、イベント期間中は輸入当初の番号「23」に付け替えて運行します。運行期間は9月14日(土)~12月15日(日)(運休日を除く)。運行日程の詳細はホームページをご確認ください。
※車両都合、天候等により予告なく運行休止する場合があります。
※入村料の他、ご乗車の際は乗車券が別途必要です。
また、「蒸気機関車23号」に関するイベントも実施。
9月28日(土)、11月3日(日・祝)には、転車台に停車した「蒸気機関車23号」と記念撮影ができるイベントを開催。9:30~10:00の間、SL東京駅転車台付近にて行います。
そして12月7日(土) 10:30~11:30には、客車をけん引する「蒸気機関車23号」を撮影するイベントを開催。参加料は5000円、定員10名の事前予約制となっています。
この他、輸入150周年記念のオリジナル缶バッジや、明治時代に人気のおにぎり駅弁を参考にしたSL石炭駅弁の販売もあるとのことです。
◆明治天皇御料車、昭憲皇太后御料車
当時の日本の伝統的な工芸技術の粋を集め、1910年に製造された明治天皇の「6号御料車(鉄道記念物)」、最初の皇后用御料車として1902年に製造された「5号御料車(鉄道記念物)」の内部を、2018年以来6年ぶりに特別公開します。
会場は博物館明治村内の鉄道局新橋工場。開催期間は10月12日(土)~10月27日(日)で、10:30~12:00、13:00~15:00の2回に分かれての公開となります。参加料は無料ですが、別途入村料が必要です。
◆儀装車
信任状捧呈式の際に大使館から皇居への往復に使用された1911年製造の儀装車(馬車)を、2012年以来12年ぶりに特別公開します。
会場は博物館明治村内の札幌電話交換局付近。期間は11月2日(土)~11月17日(日)で、各日10:30~14:30に公開します。
また、明治村では本イベントと同期間で、人気アニメ「文豪ストレイドッグス」とコラボレーションした企画「博物館 明治村×文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬見聞録」も開催されます。
(写真:博物館明治村)