Yahoo! JAPAN

「なんておっしゃいました?」「小鳥の肛門です」大竹まことがADHDの君塚匠監督に迫る

文化放送

お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)。 7月28日の放送は、55歳でADHDと診断された自身の苦悩と再生をえがいた映画『星より静かに』が現在、全国で公開中で、その書籍版ともいえる『もう一度、表舞台に立つために: ADHDの映画監督 苦悩と再生の軌跡』が‎中央法規出版から発売中の映画監督、君塚匠氏をゲストに迎え、月曜パートナーの阿佐ヶ谷姉妹とともに話を伺った。

大竹「今日ご紹介するのは『星より静かに』という映画と、もう一つ『もう一度、表舞台に立つために: ADHDの映画監督 苦悩と再生の軌跡』というご本です」

君塚「まあ最初は、こういうタイトルじゃなかったんですけど」

大竹「最初はどうだったんですか」

君塚「僕は噂の精神障がい者 お笑い壮年日記って言ってたんですけど、出版社はものすごく嫌がって、絶対ダメと。それで次に考えたのは、僕は天下のご迷惑人 本日も反省の色なしっていうのを考えたんですけど、それも却下されて。変えてこういうのになっちゃったんです。それで、「表舞台に立つために」っていうけど、別に表舞台にまだ立ってないし、このまま表舞台に立たなかったら、これは回収しなきゃいけない本になるんです」

大竹「なるほど。でも、ご自分の意見を曲げてまでついたタイトルっていうのは、かなりお嫌だったんですか?」

君塚「あ、このタイトルですか?まあ、これはこれで。はじめにっていうところに、これを書いたんですけど、編集者がそれをそのまま取ってきて。中央法規出版って医学書とか、そういうのを出してる本屋さんで、ちょっと硬いんですけど、僕は散々ユーモアを入れないとダメですよと言ったんですよ。それで、これはもうまさに自分で書いたんですけど、だいたい自分で書く自伝ってつまんないって言われるんですよね。なんでかっていうと、いいことばかりになっちゃうから。僕は、いいことはほとんど書いてない。いいことはなかったと。だから、結果的にはこういう風になって、自慢話が全くない方になりました」

大竹「そこは満足してる?」

君塚「あ、満足してます。嘘はつきたくなかったから、はい」

大竹「タイトルだけがちょっと…」

君塚「タイトルは、なんか、こう、ちょっと、カッコつけすぎて」

大竹(笑)

君塚「要は今のタイトルだと、こう、みんな手に取りやすいかなと思ったんです」

大竹「そうですね。僕もそう思います。映画の方ですけど、みんなでこの映画を見ております。はい。『星より静かに』。江里子さん。どんな感想を持ちましたか?」

阿佐ヶ谷姉妹・江里子「ご本の中に、『星より静かに』っていうタイトルは、人と人は言葉では理解し合えなくても、星空の静けさのように表面的には目立たなくても、心の奥深くで響きあい共感し繋がり合えるという意味を込めたと書かれてまして、私は本より映画の方から拝見したんですけれども、とっても静かながらも深い結びつきが感じられる人間関係の中で、君塚さんが、ご自身のADHDというものと向き合ったり悩まれたりして、それでいながら、映画をもう一度撮るぞというところに立ち向かって行かれてる感じが、周りの方の本当につながりも含めて、すごく熱くて深いものだなと思いました」

君塚「そう言っていただけると。結構一年ぐらいかけて、何度も書き直したんで。やっぱり出版社との攻防が結構激しかったんで。例えば、僕がなぜ映画界を目指したかっていうと、中学生の頃にハイビジョンが初めてできて、幕張で展示会があって友達たちと一緒に行ったんですよ。そしたら、そこで映し出された鳥の肛門がですね、ものすごく鮮明で」

大竹「今ちょっとなんておっしゃいました」

君塚「小鳥の肛門です」

大竹「小鳥の肛門がハイビジョンで」

君塚「写し出されたんですよ。もう、すごく鮮明で。(笑)たまたま後ろを向いたときに、それが目に飛び込んできて。ただ、それを書いたときに出版社が「えっ?」て話になって。僕はじゃあ第二のアイデアで「小鳥のアナル」ってのはどうなんだって言ったんですね。そしたらもっとダメだと。なんか卑猥な感じがするから。最後に僕が考えたのが「小鳥の尻」それは人間みたいで変なんでってことで、最終的に「小鳥の肛門」に落ち着いたんですよ。で、これ、事実なんで、これを見て本当に映画監督になりたかったんで」

大竹「いやそれは鮮烈でしたね。ハイビジョンで」

君塚「それがなかったら監督業には進んでいなかったんで」

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 5,000円以内!ぽっちゃり体型バレないトップス5選〜2025年夏〜

    4MEEE
  2. 県内でクマの目撃情報相次ぐ 新潟県三条市、妙高市、長岡市

    にいがた経済新聞
  3. 佐藤健が町田啓太の体触り「マジ‥」 鍛え上げすぎて谷間が! Netflix『グラスハート』試写会

    動画ニュース「フィールドキャスター」
  4. <失礼な!>夕ご飯が和食だとガッカリする家族…「絶対食べる!」鉄板のメニューはありませんか?

    ママスタセレクト
  5. 大竹まことや大久保佳代子が、避難後の暑さ問題について語り合う

    文化放送
  6. 切って漬けるだけの超簡単メニュー。【いちまさ公式】の「カニカマ」の食べ方がウマいよ

    4MEEE
  7. ゴジラ・ザ・ライド新作を西武園ゆうえんちで世界最速上映 山崎貴監督「ヤバいもの作っちゃったな」

    あとなびマガジン
  8. 最寄りのマックが半年ぶりに日本に!与那国島民、Xで歓喜「パスポートいりません」

    おたくま経済新聞
  9. 【注意喚起】もしやるつもりなら『ポケモンメガスタンプラリー2025』は今すぐ始めた方がいい! その理由

    ロケットニュース24
  10. さんたつ読者&編集部が夏におすすめする「とっておきの朝散歩」7選

    さんたつ by 散歩の達人