<義父とレンアイ!?>想定外!プロポーズ直後に運命の出会い⇒ドキドキ止まらない!【まんが】
私はジュナ。カフェで働いています。接客は楽しく、私はやりがいを持って仕事をしています。そのカフェのお客さんだったハルトからこの度プロポーズされ、結婚することになりました。ハルトは私よりも10歳も若いし、少し頼りないところがあります。しかし結婚に憧れていた私は「今回のチャンスを逃したらずっと独身かもしれない」と思い、ハルトからのプロポーズを受けることにしました。しかし人生とは残酷なもの。結婚を決めた直後に、私は運命の出会いを果たしてしまったのです。
ハルトのお父さんは、40代後半くらいのまだ若い方でした。しかもとてもダンディで素敵な雰囲気。ハッキリ言って、年上好きな私のタイプど真ん中です。私はひと目見るなり心を奪われてしまいました。とはいえこれから義父になる人を好きになるわけにはいきません。とりあえず当初の予定通り挨拶をすることにしました。
ハルトは義父との同居を私にさえ相談していませんでした。義父は驚いています。
ハルトが突然提案した義父との同居。しかし、私は同居を想像してトキメキを感じてしまいました。こんなに素敵な義父と一緒に住めるなんて、個人的にはかなり嬉しいハプニングです。
「このチャンスを逃したら結婚できないかも」という考えで、10歳年下のハルトと結婚することにした私。しかしハルトの実家に挨拶に行くと……なんと義父が私の好みドストライクだったのです。 しかもハルトからの突然の提案によって、私たち3人は同居する運びとなりました。これからあのダンディで優しい義父と毎日顔を合わせられると思うと……本当にドキドキします。 結婚生活にこんなトキメキがあるなんて幸せです。これからの新婚生活に期待が高まります。
一緒に家事する時間が幸せ!頼れる義父にどんどん惹かれていく
ハルトと私は無事に籍を入れ、3人での同居が始まりました。「義両親とは同居しないほうがいい」とよく言われていますが、私の場合は話が別。憧れの義父と一緒に暮らせるなんて、本当に夢のようです。義父は在宅の仕事、私は結婚を機に正社員からバイトに変えたこともあり、基本的に家事は私と義父の仕事になりました。
ハルトの言葉に不覚にもときめいてしまいました。義父と家事を分担し、一緒に台所に立っているときなどまるで義父と結婚したかのようだと感じていたのです。正直なところ、年齢が10歳も離れているせいか、ハルトとは話が合わないことがあります。
義父と話していると、とても楽しいです。ハルトよりも義父と話している時間の方が長いかもしれません。最初のうちこそ「ハルトが気を悪くするかも……」と考えていましたが、私たちが話しているときのハルトは、ずっとスマホをいじって興味のなさそうな顔をしています。
無事に籍を入れて結婚生活を始めた私たち。ハルトは家事もしなければ自分の洗濯物を片付けることすらしません。結婚してからというもの、ハルトのだらしなさが露呈したように思います。 しかし義父と一緒に家事をしたり、ハルトに小言を伝えていたりすると、なんだか義父と夫婦になったような気がして、ちょっとだけ嬉しく感じます。映画や小説などの趣味も合いますし、義父と一緒にいるととても楽しいです。どんどん義父に惹かれている自分がいます……。
ふたりで映画デート!エスコートにうっとり「義父、完璧すぎ」
映画へのお誘い……。私は勇気を振り絞りました。すると義父はあっさりと「いいね!」と言ってくれました。そしてすぐに……「じゃあハルトも誘ってみよう」と言ったのでした。ガッカリする私。しぶしぶハルトにも声をかけることにしました。
ハルトが拒否したことを義父に報告したうえで、「2人で行きましょう」と伝えました。こうして私は義父との映画デートにこぎつけたのです。
映画デート当日、私はまるで夢でもみているかのような気持ちです。一緒に映画を観終わると、義父はふとスマホに目を落としました。
義父を誘って一緒に映画を観るところまで漕ぎつけた私。すると幸運なことに、ハルトが「飲み会だから夕飯はいらない」と連絡してきました。 帰宅して夕飯を作る必要がなくなった私たちは、そのまま2人きりで夕飯を食べて帰ることに。素敵なレストランにさっと連れて行ってくれた義父に、私はさらにうっとり。 ハルトがこんな風にスマートにエスコートしてくれたことはありません。もともと年上の頼りになるタイプが好きな私にとって夢のような時間でした。 私はますます義父に恋心を募らせるのでした。
「聞いて~!」暴走する恋バナに……友人「ちょっと待った!」
私は義父に惹かれていることを正直に2人に話しました。2人の顔に驚きが広がるのがわかります。しかし、義父への気持ちに夢中になるあまり私は2人の反応を気にせず話を進めました。このトキメキを誰かと共有したい。そんな気持ちでいっぱいでした。
さらに私の話はヒートアップ。義父の魅力的なところ。一方で目立つハルトの子どもっぽさ。義父との映画デートが理想的で、私はまったくまわりが見えなくなっていました。この恋心をどうしよう。まるで10代の子が友達に恋バナをするような気持ちです。
「なんだかハルトさんのアラ探しばかりしてない? 逆にお義父さんに対しては、ジュナにとって都合のいいところだけを見ているように感じるよ」「とりあえず、一旦冷静になりなよ。もっとじっくり時間をかけて、自分の気持ちに向き合ってみたら? それにお義父さんの本心がどうかも、もっと見極める必要があると思うよ」友人たちの言葉にハッとしました。
友だち2人に義父への気持ちを相談してみた私。ある程度想像はしていましたが、2人は私の話にかなり引いていました。 「義父に恋愛感情を抱くなんて……」と言われてしまいました。客観的な意見を聞いてはじめて「暴走しすぎているかも」と自分の気持ちを振り返りました。 「一旦冷静になって、自分の気持ちや義父の本心と向き合うべき」と諭され、それ以上何も言えなくなってしまったのです。 私は自分の気持ちをどうとらえていくべきか、正直悩んでいます。
何してるの!?見てはいけない義父の姿に「恋が終わった……」
愛おしそうに写真に顔を近づける義父。私が見たことのない表情をしています。
義父の部屋には女性の写真が飾られていました。そしてその写真の横にはキレイなバラの花が生けてあります。私は見てはいけない物を見てしまった気がして、かえって目がはなせませんでした。
私は結婚する前のハルトのことを思い出していました。そして、愛おしそうに写真を見つめる義父とハルトの笑顔がダブってみえたのです。
(奥さんの写真を見てる時のお義父さん……本当に優しそうだった。すごくお似合いのご夫婦だったんだろうな。ハルトも私のことをそんな風に大切にしたいって思ってプロポーズしてくれたのかな……)そう思うと、これまで義父と比べて幼稚に感じていたハルトに申し訳なさを感じました。
義父は自分の部屋で、亡き奥さんのために花を飾っていました。やや照れたように奥さんの話をする義父の様子を見て、私の淡い恋心は見事に打ち砕かれたのです。 いまも奥さんのことを大切に思っている義父。ハルトも私のことをあんなふうに愛そうと思い、プロポーズしてくれたのでしょうか……。 ハルトから受け取っていた愛情がすっかり見えなくなっている自分に気づき、罪悪感でいっぱいになりました。 これからは義両親のような夫婦になれるよう、頑張りたいと思います。